2021年度大学入学共通テスト・英語問題の感想書いてみました

CSEスコア・入試
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皆さん、こんにちは!

昨日の2021年1月16日(土)、初めての大学入試共通テストが実施されました。

コロナ禍の中、受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。

私は高校生に英語を教えている関係で、今回の共通テストには大変興味を持っていました。

早速本日の新聞に問題と解答が掲載されていましたので、簡単に感想をアップさせていただきます。

問題と解答はネットにも毎日新聞などが掲載しています。音声も聞けますので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

| 毎日新聞

2021年度 初の共通テスト実施

センター試験の後継として初の共通テストとなりました。2020年大学入試改革は紆余曲折があり、その上パンデミックもあったので、まずは無事実施されたことはよかったと思います。一部実施できなかった会場があったり、体調の関係で当日受験できなかった受験生の方もいらっしゃると思いますが、関係者の方々のご苦労とご尽力を考えると特別な感慨があります。

さて、ここでは英語に限って共通テストの形式を確認しましょう。

共通テスト(英語)の形式

 満点問題数時間
リスニング100点大問6(全37問)60分
リーディング100点大問6(全47問)80分

センター試験との一番の違いは、リスニングとリーディングが同じ100点満点になり、リスニングの問題数が多くなったことです。リーディングに関してはアクセント問題はなくなり、オールイングリッシュの読解のみになっています。

では、各テストについての感想です。

リスニングテスト

今回は初の60分リスニングテストで、どんな問題が出題されるのか注目が集まっていました。事前に公開されていた模擬テストがかなり難易度が高かったので、実際の出題がどの程度になるのか心配していた学生さんも多かったと思います。

新聞で公開された問題を見る限り、やはり難易度高そうです。

いちばんの特徴としては、図が多いことです。

・聞いた情報をもとにグラフを埋める

・聞いた情報をもとにグラフを選ぶ

・複数の情報を組み合わせて正解を選ぶ

など、情報処理能力を試す問題がたくさんあり、グラフとか図が苦手な人はちょっとしんどそう(私苦手です。。。)

しかし、いろいろなレベルの学生に対応するために、前半は基本的な問題、後半が難易度の高い応用問題に分けられています。

点数配分は基本的な問題の方が高めに設定されていて、基本的な問題を押さえれば約60点になるように設定されています。

以下に出題問題を簡単にまとめてみました。

問題一覧(概要)

  配点問題の概要
第1問基本251文を聞いて、似た内容のものを選ぶ(音声2回)
第2問基本16会話を聞いて、イラストを選ぶ(音声2回)
第3問基本18会話を聞いて、英語の質問に答える(音声1回)
第4問応用12・説明を聞いてグラフを埋める

 ・説明を聞いて条件に合ったものを選ぶ(音声1回)

第5問応用15・長めの説明を聞いて、表を埋める

 ・長めの説明を聞いて、グラフを選ぶ(音声1回)

第6問応用14・長めの会話を聞いて問題に答える

 

・長めの会話を聞いて、グラフを選ぶ(音声1回)

出題内容の特徴

出題内容は学生生活に関するものがほとんどです。

応用問題の中には社会的な内容のものもあって、興味深いです。

・幸福について(第5問)

・フランスを例に多様性について(第6問)

・電子レシートについて(第6問)

リーディングテスト

リーディングの方はリスニングほど各問題の難易度に差はなく、オーソドックスな問題が多い印象。語彙は英検2級~準1級くらいかな。

第1問のファンクラグがネタの問題は「テイラー・クイック」さんのファンクラブということで、ここでくすっと笑えた方はリラックスできたかも。(swiftではなくquick)

リーディングも図が多いですが、これはセンター時代からそうだったと思いますので、情報処理能力が問われているのでしょう。

以下に出題問題を簡単にまとめてみました。

問題一覧(概要)

 配点問題の概要 
第1問10・チャットアプリの会話を読んで質問に答える

 

・ファンクラブのお知らせを読んで質問に答える

 
第2問20・表、コメント、サマリーの3つから情報を抜き出して質問に答える

 ・メールのやり取りを読んで質問に答える

 
第3問15・ホームページとチャートを読んで質問に答える

 ・ボランティア募集の説明を読んで質問に答える

 
第4問16・長めのメールと2つの表・グラフを総合的に見て質問に答える 
第5問15・長文を読んでプレゼンのスライドを作る 
第6問24長文と表を総合的に見て質問に答える 

出題内容の特徴

プロジェクトのようなタスクタイプの内容が多い印象です。

・バンドコンテストのランキングをつける(第2問)

・学校のルールについて考える(第2問)

・プレゼンの資料を作る(第5問)

・ポスターを作る(第6問)

高校の授業でこのようなプロジェクト型の授業をよくしていると馴染みが出てよいかもしれません。

お疲れさまでした!

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