英検®CSEスコア2200以上が今後ますます注目されるわけ – 英検®と大学入試

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こんにちは。

このブログに来てくださる方は、英検合格をめざして日々努力されている方々だと思います。しかし、今後英検は、単に合格したかどうかだけでなく、CSEスコアの結果が非常に重要になるかもしれません。

特に英検を大学受験に活用したいと考えている方は、CSEスコアの結果が受験の合否を左右するかもしれません。ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

CSEスコアとは?

まず、CSEスコアについて簡単にご説明しましょう。

英検を受験すると、合否とは別にCSEスコアについて結果が返ってきます。例えば、下は英検2級を受験したある学生のCSEスコアです。

リーディングリスニングライティングスピーキング合計
4875185204731998

英検は4技能についてテストする試験で、英検®2級の場合は各スキルのCSEスコアが650点満点で、合計2600点中1980点以上で合格になります。

この方は合計1998点なので、ギリギリ合格でした。

このように、各スキルを数値化したものをCSEスコアと呼んでいます。CSEスコアにすることで、級をまたがってその人の英語力をスコア化することが可能になりました。

英検CSEスコアについては英検サイトを参照↓

英検CSEスコア

CSEスコアなら1点刻みで英語力を証明可能

CSEスコア導入以前は、英検は各級間のレベル差が大きすぎるため、同じ級の合格者であっても実力差がありすぎてあまり信頼できない、と言われていました。

それに対して、TOEICは5点刻みで結果が出るので、本当の実力が分かりやすいと企業を中心に高評価されていたのです。

しかし、CSEスコアを取り入れたことによって、英検はなんと1点刻みで英語力を証明できるようになりました。そこで、大学受験を中心に、英語力の証明にCSEスコアが広く使われるようになってきたのです。

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CSEスコアは世界基準に対応

また、このCSEスコアは、語学の運用能力を測る国際的標準規格であるCEFR(セファール)に対応しているそうです。つまり、CSEスコアを見れば、どれくらい英語が話せる人なのかが世界的に証明できるということです。

現在、CEFRは言語の運用能力を表す国際的な基準として広く使われており、これを採用することによって、英検も世界に通用する検定として使うことが可能です。留学などで英検を英語力の証明として使えればとても便利ですね。

大学のCSEスコア活用例

早稲田大学文化構想学部 CSE2200点以上英語試験免除

大学受験でCSEスコアによる合否判定がされている例をご紹介します。

2018年度、早稲田大学の文化構想学部の一般(英語四技能試験利用型)で、CSE2200以上あると英語の試験が免除され、国語と地歴の2教科で受験することができます。

早稲田大学 文化構想学部入学試験情報

上のページを読んで驚くのは、英検について2016年4月以降の受験者については英検の合否は関係なく、CSEスコア2200点以上(各技能500点以上)であればOKという点です。つまり、合格してなくても使えるということです。

実際のところ2200点取るためには2級は合格点以上だし、準1級も1次試験はクリアしなければムリです。でも、準1級の1次は合格したけど2次試験でちょっと足りなくて不合格だった人も、早稲田大学のこの学部なら英語免除が受けられるのです。

明治大学経営学部 CSE2200以上英語試験免除

明治大学でも、経営学部が2018年度の一般入試・英語4技能試験利用方式でCSEスコア2200以上で英語の試験が免除になります。

2018年度明治大学一般入学試験要綱

英語民間テスト活用については、リンクのpdfファイルP14に詳しく書かれています。

2級・準1級・1級のCSEスコア2200点以上(各技能530点以上)で試験免除。しかも、「英検については,各級の合格・不合格ではなく,CSE2.0のスコアが基準となります。」と但し書きもあります。不合格でもOKと明記されているのです(*’▽’)

準1級に合格していると加点もされるので、明治大学の経営学部に行きたい人は英検準1級に合格しているとかなり有利ですね。

おまけ:わたしの英検1級合格時のCSEスコアを確認してみました

最後におまけなのですが、わたしの英検1級合格時のCSEスコアを確認してみました。

英検のサイトでは、過去に受験した検定時のCSEスコアが確認できるようになっています。確認できるのは、2005年度から2015年度までに受験した分です。

スコアの確認は英検CSEスコア確認

わたしのスコアはこちら↓

リーディングリスニングライティングスピーキング合計
7017236466392709

こんな感じです(笑)

全体的に低いですね。特にライティング…

当時28点満点中16点しかありませんでした。そのころは、まだライティングの楽しさに気づいていなかったんですね…

それでも一応合格できたので、しつこく勉強すればだれでも英検に合格することは可能です。努力は裏切りません。引き続き、がんばりましょう!