【2019年度】英検の大学受験活用状況 CSEスコアがより重視されるように

こんにちは!

2019年度のbusiness year および school year が本格的に始まりましたね。

新年号も決まりました。桜も咲きました。新鮮な気分です。私は数年ぶりに新しいバッグと靴を買いました(笑)

さて、気が付けば2019年度の英検まで残すところ8週間(#^.^#)

申し込みはすでに始まっております。締め切りは5/9。余裕を持ってお申込みくださいませ。

英検の受験申込は公式サイトで

GWを利用して無料添削もやりたいと思っています(希望)こちらでお知らせしますので、ブログを定期的にのぞいていただけると幸いです。

さて、大学受験とのからみでなにかと話題の英検。昨年いろいろと新しい動きがありました。少しまとめてみたいと思います。

大学入試での英検活用状況

2019年度受験では、私立大学を中心に英検は広く活用されました。旺文社の「大学受験パスナビ」が昨年の利用状況をリストにまとめてくれています。これはわかりやすくておすすめです。(画像はスクリーンショット)

ひと目でわかる!2019年 一般入試 外部検定 利用一覧 私立大編

このリストから分かることをまとめてみたいと思います。

大学受験活用の最低ラインは準2級

大学入試で英検を活用するには、準2級が最低ラインです。ただし多くはありません。このリストで準2級を明記しているのは武蔵野大学広島修道大学の2校のみです。

しかし、よーく見てみると級指定なしでCSEスコアのみを指定している大学もあり、準2級でも使えるケースがあります。

工学院大は全学部の一般入試の英語外部試験利用入試で、CSEスコア1750以上で英語の試験免除となっています。準2級の合格スコアは1728点なので、準2級でもOKです。

こういったケースは今後も増えるかもしれません。

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英検活用は2級が最多

2級に合格していると、優遇が受けられる大学がぐっと増えます。

法政大、明治大、立教大、早稲田大、関大などなどで、出願資格となっていたり、独自試験英語で80%程度に換算されるケースが多いようです。

最近の特徴としては、級指定だけでなく、CSEスコアが指定されているケースが増えてきました。

「2級(1980)」という表記がちらほらありますが、これは「2級に合格している」ことを表しています。なぜなら、2級の合格CSEスコアが1980点だからです。

2150~2300点あると可能性が広がる

いちばん活用が多いスコアが2150~2300点あたり。2級でこの辺りのスコアを持っていると受験できる大学や学部が広がります。

英検2級にCSEスコア2150点以上で合格すると「2級A」と認定されます。これは、同じ2級合格でも別格扱いで、海外留学の際にも英語力の証明として使えるそうです。2級は合格したけど、まだ2150点に達していない場合、もういちどチャレンジするのもよいかもしれません。

2級不合格でも受験に使えるケースも

CSEスコアが普及したお陰で(?)不合格でも受験で優遇が受けられるケースがちらほら出てきました。

例えば、東洋大は前期一般試験で、全学部でCSEスコアの値によって得点換算が受けられます。(1800点から)パスナビで東洋大を検索してもらえると、以下のように書いてあります。

英検CSEは1級・準1級・2級のいずれかを受験し、表記のスコアを取得していること(合格・不合格、二次試験受験有無は問わない)

つまり、とりあえず2級以上を受験し、不合格だったとしてもスコアが足りていれば使えるわけです。

でも、1次に受からないと2次のスピーキングが受けられないのでは?と思うかもしれません。それが、1日で4技能が受験できるようになった新形式の英検だと受けられるのです。英検の新しい形式「英検CBT」がそれです。

1日で4技が受験可能な英検CBT

コンピュータで、スピーキングを含めた試験を1日でやってしまう形式で、従来の英検と扱いは同じようです。わたしも周りでまだ英検CBTを受けた人がいないのでよくわからないのですが、2021年からの大学受験ではおちらが採用されているので、今後メインになっていくと思われます。

英検CBT

人気大学の国際系学部・学科は準1級以上

人気が集中するような国際系学部では、準1級以上のところが多いです。以下が例です。

青山学院大学国際コミュニケーション学科準1級以上が出願資格
明治大国際日本学部準1級で独自英語試験を満点換算
立教大異文化コミュニケーション学部出願資格

得点換算

立命館大全学部準1級でセンター試験の英語満点

2級?準1級?どっちを受けるべき?

前述の通り、CSEスコアが重視される傾向があり、級に関係なくスコアで判断する学校が出てきています。

例えば、南山大学はセンター利用型の試験で、以下の条件を満たす場合にセンター試験の外国語を満点とするとしています。

合格級2級以上
総合2304以上
各技能460以上

この条件を満たすには、英検2級・準1級・1級のどの級を受験しても可能です。

ちなみに、準1級の合格点が2304点なので、準1級にギリ合格する実力で100点換算になるということです。

2級・準1級で2304点を取るには、何%獲得しなければならないかを計算すると以下のようになります。

2級(満点2600)約89%
準1級(満点3000)約77%

2級でほぼ90点取るのと、準1級で77%取るのと、どちらが難しいか悩みどころです。2級の方が語彙も問題も易しいので点数は取りやすいけれども、できれば準1級に挑戦して合格したい人もいます。

しかし、不合格だとそもそも意味がないので、2級は自信があるけど、準1級はまだちょっと…という受験生は、2級を完璧に仕上げて高得点を狙うのもひとつの手だと思います。

2021年以降については謎だらだが、高2対象に英検S-CBT実施開始

すでにスタートしている2020年度の大学受験は、センター試験最後の年になります。

2021年度からは後継の「共通テスト」が始まりますが、懸案の英語の外部試験活用については、あいかわらずわからないことだらけのままです。

そんな中、新高校2年生対象に「英検S-CBT」が実施されます。

1日で4技能を測る英検S-CBT

「英検S-CBT」は前述の「英検CBT」と同様に、1日で4技能を一気にやってしまう新形式の英検です。

英検S-CBT(公式サイト)

英検S-CBTと英検CBTの違いは、英検S-CBTは2021年以降の大学入試英語成績提供システムに対応するために現在高校2年生のみを対象にしたテストだということです。名前が似すぎててややこしすぎますが、内容は従来の英検と同じです。

受験期間は2019年11月~2020年3月まで毎月実施ということですが、これは学校で申し込みをするのでしょうか?我が家は今年高3のため対象外なので、まったくわかりません。

受験された方がいらっしゃったらぜひどのような感じだったのか教えていただけると嬉しいです。

以上、最近の英検と受験の傾向をまとめてみました。2020年度は英検が使える学校がもっと増えると思います。また見つけたら記事にする予定です。

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