CSEスコア採用で、ライティングは点数が取りやすくなりました

CSEスコア・入試
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こんにちは。

先週金曜日(6/24)に一次試験の合否結果が発表されました。皆さん、結果はいかがでしたか?

わたしのまわりは、みごと合格した方、あと一歩及ばなかった方、悲喜こもごもでした。

今回合格された方は称賛に値すると思います。というのも、ライティングが大変だったのはもちろんですが、合否判定方法がかなり変わっため、一次を突破するにはバランス良い英語力が必要だったからです。

ネットで合否結果を見てほんとうに驚きました。なんと一次の満点が1950点なんです!

CSEスコアは各パート650点満点の合計1950点

写真はスコアシートの一部です。

ご覧いただければわかるように、結果が Reading/Listening/Writingの3つのパートに分かれていて、各パート満点が650点で、合計1950点。3つのパートの合計が1520点以上だと一次合格となります。

もともとの素点を650点に調整するため、極端にできていないパートがあると合計点が低くなり、パスできないのです。

この技能別スコアのことをCSEスコアというそうです。

不思議だと思いませんか?問題数は違うのに、各技能を650点に調整するのです。なんのことかぜんぜんわからへん!という方はこちらご覧ください。

各パートの問題数は違うが、650点満点に調整

これは、英検2級の問題数とCSEスコアの関係を図にしたものです。

2016年第1回の2級は、リーディング38問、リスニング30問、ライティング1問(16点満点)という構成でした。

昨年までは1問1点でしたので、それを素点とし、各ブロックを650点満点で調整したものがCSEスコアになります。

・Reading: 38(語いの空所補充 20+長文空所補充 6+ 長文内容一致 12)

・Listening: 30 (会話 15 + 英文 15)

・Wrinting: 16(内容、構成、語い、文法 各4点)

例えば Reading/Listingが全問正解でも、ライティングが0点だった場合、650(Reading)+650(Listening)+0(Wrinting)=1300で不合格になってしまうのです。

2015年までは各技能のバランスが悪くても全体で合格点を超えていれば合格できました。例えば、リスニングが得意でほぼ満点を取れる人なら、語いや長文は半分塗り絵状態でも合格できたのです。この戦法は今年からは通用しない、ということです。

英検のCSE新しい合否判定方法について

ライティングパートはいちばん負荷が小さい

しかしです。勘の良い方ならもうお気づきのことと思いますが、CSEスコアはエッセイが書ける人には有利に働くのです。なぜなら、ライティングパートは他のパートに比べて負荷が低いからです。

リーディングパートは問題数が多くて、受験生にはつらい部分です。リスニングも30問もあり、また試験の後半にあるので疲れています。それに比べ、ライティングパートはエッセイをひとつ書くだけ。しかも自由英作文なので、自分の得意な語い・文法を使えます。スコアは他のパートと同じ650点。お得感がありませんか?

つまり、ライティングはいちばん点数がとりやすいパートなのです。その証拠に、合格者の各パート平均点もライティングがいちばん高いです。やはりライティング攻略は英検1次突破のカギなのですね

秋の試験に向けて、ライティング強化に努めましょう。

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