英検®1級 の試験中に書いた英作文を再現してみた 合格する英作文

みなさん、こんにちは。いつもサイトを見てくださり、ありがとうございます。

2024年1月21日、英検1級を再受験いたしました。
無事一次試験をパスしたので、その時の体験を記事にまとめています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

50代で再挑戦★英検®1級一次合格しました【準備編】
50代で再挑戦★英検®1級一次合格しました【当日編】
50代で再挑戦★英検®1級一次合格しました【スコア編】

さて、その時のライティングの成績は32点満点中26点。80%以上の得点率で、一次合格に非常に貢献してくれました。

ちなみに26点というのは合格者平均点と同じ。つまり、この程度書ければOKということ。

そこで、皆さんに合格英作文の例をお見せするため、試験中に書いた英作文を思い出して再現してみようと思います。

かっこわるい英作文でもだいじょうぶ

皆さんは英検®の過去問や解答速報の英作文例を見て、「こんなの無理!書けるわけがない!」と絶望的な気持ちになったことはありませんか?

私はいつもそう感じていました。こんなすごい英作文を書かなきゃならないなら、永遠に合格なんてムリだと。

実は、合格するためにそんなかっこいい英作文なんか要らないです。

模範解答例はあくまで満点英作文の例。合格するのに満点なんか必要ないので、ムリして真似する必要などないのです。

私のは簡単な単語や表現を駆使して、なんとか体裁を整えた非ネイティブらしい英作文。それでも8割以上のスコアをもらうことができました。

この程度の英作文でも1級に合格できる。そのような例をお見せするために、試験中に書いた英作文を思い出して再現してみようと思います。

模範英作文とは違うリアルな英作文、参考にしていただければ幸いです。

再現 英検®1級ライティング

トピック

まずはトピックからご紹介します。私が受験した2023年度第3回検定のトピックは以下の通り。

TOPIC
Should science be relied on to solve humankind’s problems?

(人類の問題を解決するために科学に頼るべきか?)

「人類の問題」と「科学」との関係が問われているトピックです。「科学」も「人類の問題」も範囲が広く、解釈の仕方によってどうとでもなるので、けっこう書きやすいトピックです。

書き方

英検®1級の英作文は意見と3つの理由を述べる5パラグラフ形式の英作文。

このトピックだと、理由として人類が直面している問題を3つ取り上げ、科学がその問題解決にとって不可欠である、というようにもっていけばなんとかなりそうです。

そこで、以下の3つの問題について書くことにしました。

  • food crises 食料危機
  • energy problems エネルギー問題
  • healthcare problems 医療問題

この3つはどんなトピックでも使える汎用的なネタで、トピックに関わらずなんとかこじつけて使おうと用意していたものです。今回のトピックにはぴったりだったので書きやすかったです。

では、実際に書いた英作文を思い出して再現してみます。

再現英作文

実際のスコア

いかがでしょうか。

今回の英作文は、試験中に実際に書いたものを思い出して再現してみたものなので、ネイティブによるチェックなどはしておりません。語いの間違い、文法間違い、不自然な表現などが含まれています。

スコアは以下の通りです。上の英作文と照らし合わせてみると、採点者の採点基準が大まかに分かるのではないでしょうか。

まとめ 英検®1級ライティング

上の英作文を読まれた皆さんは、「準1級の英作文とそれほど変わらない」という印象を持たれたのではないでしょうか。

実際その通りで、1級の英作文は準1級の長いバージョンと考えていいでしょう。

語いや表現のバリエーションはもちろん工夫しなければなりませんが、基本的な書き方は同じで、かっこつけず、分かりやすく、簡潔に、具体的に書けばよいのです。

1級のライティングならではのコツとしては、1級ではトピック以外に何のヒントも与えられないので、いかにトピックから逸脱しないように書くかがポイントになります。

私の英作文例では、人工肉の開発とか再生エネルギーの開発を挙げていますが、かならず「科学が基礎である」という一言を入れています。そのように、こじつけでもトピックとの関連を強調する一言を絶対に忘れないことが大切。

他には「人類の未来」とか「人類の繁栄」など、やや大げさなキーワードを入れてまとめると1級らしさが出るのではないでしょうか(ちょっとわざとらしいですが)。

いかがだったでしょうか。

これから1級を受験される皆さんの参考になれば幸いです。
これからも1級のみならず、英検®や英語学習情報をお届けできればと思っています。
では、また。