夫婦別姓は認められるべき?(2)英検準1級予想問題

添削
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ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか?

先日から無料アドバイスの英作文を募集しているのですが、反応が薄め… (T_T)

現在募集中の英作文トピック↓

・準1級「夫婦別姓に賛成?反対?」

・2級「英語以外の言葉を学ぶ?」

(締め切りました)

トピックがあまり興味をそそるものではなかったのか…

申し込みまで余裕があるので、あまり英作文を書く気もちが起こらないのか…

後の方は私も分かります。お金を払わないと、わたしもたいてい本気は出ないです(笑)

でも、英検は決して易しい試験ではありません。

単語・長文・リスニング・英作文、どのパートを見てもけっこうなボリュームと難易度があり、一朝一夕にできるようになるものではありません。

やはり早め早めの対策で先手必勝を狙っていただきたいので、ゴールデンウィークで時間のある時に、とにかく一本書いてみることをオススメいたします(*^^*)

という私も久しぶりのブログ更新です。先日募集した「夫婦別姓」トピックの英作文をいただきました。

待望の「反対意見」の英作文です。

お題はこちら↓

TOPICDo you think that Japanese married couples should be allowed to have separate surnames?

POINTS

choice
child
burden
family bonds

Suggested Length: 120-150 words

おおしたさんの英作文はこちら↓

夫婦別姓 反対派

I think that Japanese married couples should not be allowed to have separate surnames. I have two reasons to support my opinion.

Firstly, it is not good for a couple’s child to have a different surname. If a husband and a wife have different surnames, one of their parents would have a different surname from that of their child. Under such condition, I’m afraid this parent tends not to love and cherish their child.
Secondly, the bond among each family gets tighter when they all have the same surnames. After getting married, a husband and a wife would live together for several decades. They would have to get over numerous hardships in their marriage life. They can easily overcome such difficulties when the bond among their family is tight.
Taking these reasons under consideration, I believe that Japanese married couples should have the same surnames. (145 words)

おおしたさん、ありがとうございました。

反対意見、お待ちしていました!
トピックに沿った内容になっていて、分かりやすく書けています。
黄色でハイライトした部分を直すともっとよくなります!

ということで、以下にひとつづつ解説します♪

「~と思う」文は否定語を前倒し

まず、イントロの書き出しのこの文は think を否定するのが自然です。

× I think that Japanese married couples should not be allowed to have separate surnames.

I don’t think that Japanese married couples should be allowed to have separate surnames.

believe, supposeなどの「~と思う」と意見を言う時に使う動詞は、内容部分ではなく、前の動詞部分を否定します。

大西泰斗先生の「一億人の英文法」では、この英語のルールは「否定の前倒し」と紹介されていて、そのメリットは「話し手が支持しているのか、それともしていないのかが一目瞭然」とあります。便利ですね。

準1級の英作文では、agree/disagree もよく使われています。こんな感じ↓

I disagree with the idea that Japanese married couples should be allowed to have separate surnames.

▼テンプレートも参考にしてみてください

英検®準1級の英作文が25分で書けるテンプレート 伝統工芸産業は生き残れる?
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条件節と主節で主語がねじれていて分かりにくい

理由1の中のこの文がなんだか分かりにくい(‘_’)

なんで?と思ってよく読むと、条件節と主節で主語が違うのです。

If a husband and a wife have different surnames, one of their parents would have a different surname from that of their child.(もし夫と妻が別の姓だったら、彼らの両親は子どもと違う姓を持つでしょう。)

ifの中が a husbad and a wife なので、主節の中の their は a husband and a wife であるはずですが、そうなると意味的におかしいですよね。つまり、主節は内容的に主語が「子ども」になってしまっているのです。

なので、正しい関係に戻して書いてみました。

If a husband and a wife have different surnames, their child will have a different surname from that of one of them.(もし夫と妻が別の姓だったら、彼らの子どもは両親のどちらかと違う姓を持つでしょう。)

if~ は仮定法?直接法?

同じ文の中で、主節が one of their parents would… になっているのですが、wouldは通常、仮定法過去で使います。

仮定法過去は、現実でないことを想像して「もし~なら、…だろうに」という表現です。

これに対し、起こりうることについて「もし~なら」は、直接法です。

If my boyfriend were free today, we would go on a picnic.
(もし彼氏が今日ヒマだったら、ピクニックに行ったのに。→ 仮定法過去)If my boyfriend is free tomorrow, we will go on a picnic.
(もし彼が明日ヒマなら、ピクニックに行くでしょう。→ 直接法)

ここでは「両親が別姓→子どもが親と違う姓」と、起こりうる話なので、直説法と捉えて would ではなく will の方がよいですね。

おまけ 理由がかぶっている

よく読むと、理由1も2も「家族の絆」についてなのです。理由はきっちり分かれている方がよいので、最初の子ども関連の理由を「子どもができた時不便だ」という方向にもっていくこともできるかと思います。こんな感じはいかがでしょうか?

It is inconvenient for married couples to have separate surnames when they have children. They have to choose their child’s surname at their birth and it may cause troublesome paperwork. (子どもがいると別姓は不便です。子どもが生まれた時、どちらかの姓を選ばなければならず、面倒な手続きをしなければならないかもしれません。)

予想点数

内容 2/4
構成 3/4
語い 3/4
文法 2/4
合計 10/16

おおしたさん、大筋では良いので、文法を復習しなおしてみてください。if~やWhen~以外に、無生物主語なども使ってみてください。

Keep trying♪

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