大学無償化に賛成?英検準1・2級ライティング予想問題(1)背景知識編

こんにちは。

英検ライティング予想問題を作ってみました。前回に引き続き教育関連トピックです。

去年からニュースなどで「教育無償化」という言葉を耳にする機会が多かったと思います。

安倍首相主導の「人づくり改革」の一環として、高校・大学などの高等教育無償化が議論され、閣議決定されました。2020年からは実際に大学無償化がスタートする予定です。

高校生の親としては大学が無料になればものすごくハッピーですが、ただでさえ借金まみれの日本のどこにそんなお金が???

ちょっと考えただけでも賛否両論巻き起こりそうな大学無償化。ライティングのネタになるかもしれません~。

教育とお金は切っても切れない関係です。普段親子であまりお金の話はしない人も多いかもしれないので、大学無償化をネタに教育費をめぐる最新動向をチェックし、説得力のある英作文を作ってみましょう。

この記事は3回に分けてお届けする予定です。

第1回目の今回は、大学教育無償化の背景知識編。
第2回目は、賛成意見の英作文例。
第3回目は、反対意見の英作文例です。

まずは予想トピックはこちら↓

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予想トピック 大学無償化に賛成?

TOPIC

Some people say that university education should be free. Do you agree with this idea?

対訳:大学教育は無料にすべきという意見がある。この考えに賛成ですか?

(POINTSは省略。想定するレベルは準1~2級)

大学無償化についての背景知識

教育費が高すぎ→少子化加速

まず、なぜ大学無償化が議論されているのか考えてみましょう。

一番大きな理由は、教育費が高いため子どもを持つ人がどんどん減っていることが挙げられます。教育費の負担が少子化を加速させているわけです。

日本では、大学4年間で国公立大で約250万円、私立大学で約500~1000万円の費用が必要です。医学や薬学系だと6年間で2000万円近く必要な場合もあります。下宿する場合は生活費も必要です。

お受験して小学校や中学から私立となると教育費の負担は非常に大きいです。そのため、そもそも子どもを持つことを諦める人が増加→少子化が止まらない、という図式。

ちなみに日本では、小学校~高校の間は、公立であれば学費無償化がかなり実現しています。しかし、育児の入口と出口(幼児教育と大学教育)では依然として大きなコストがかかるため、子育てをためらう人が増え続けているのです。

奨学金返済の重荷が社会問題化

もうひとつ大きな理由が大学卒業後の奨学金返済の重荷が社会問題化していることです。

奨学金で親に頼らず、自力で大学を卒業する人が増えています。しかし、卒業後奨学金返済が重荷となり、破産してしまうケースなどが報道されています。

そこまでいかなくとも、払い終えたら40歳、なんて話をよく聞きます。

収入が順調にアップしていけば返済もスムーズにいくはずなのですが、現代は給料はなかなか上がらないし、パートや派遣の非正規雇用の若者も増えています。卒業後のキャリアに悪影響を及ぼすような教育ローンはしないで済むに越したことはありません。

教育費無料の国はハッピー度高め

世界を見ると教育費無料の国がけっこうあります。

代表的なのはスウェーデン、ノルウェー、フィンランドなど北欧諸国。数年前までは海外留学生の学費も無料でした。

ドバイを首都に持つUAE(アラブ首長国連邦)や、ブータンも教育費無料です。

ブータンはGNH(国民総幸福度)を国の重要な指標として掲げており、「世界一幸福な国」として知られています。

ブータンが世界で唯一二酸化炭素排出量マイナスな理由↓
This country isn’t just carbon neutral – It’s carbon negative
Tshering Tobgay|TED2016

教育費無料の国々は税金が高い傾向があるものの、福祉が充実していて国民のハッピー度が高めなイメージがあります。

アメリカは教育費が高い

日本の教育費は世界的に見て高いのか?については意見が分かれるところですが、世界中の頭脳が集まるアメリカは学費がかなり高いことで知られています。

文部科学省の統計によると、アメリカの州立大学の平均年間授業料は約8300ドル(約88万円 1ドル=106円換算)、私立大学平均では約25700ドル(約270万円)になります。特に私立大は日本よりかなり高めです。

ハーバードやMITなどの名門私大になると年間授業料が400万円以上。日本の大学よりかなり高額です。

しかし、同時に奨学金制度も充実しています。返済不要の連邦政府による奨学金を利用している学生は4割近く。しかし、毎年のように授業料がアップし、それに合わせて奨学金額もアップされるため、学生と政府の負担増が社会問題化しているそうです。

アメリカの学生も教育ローン返済に苦しんでいる↓
How college loans exploit students for profit
Sajay Samuel|TEDxPSU

2020年から日本では大学無償化が始まるが…

日本政府は2020年度から「人づくり改革」の一環として高等教育無償化を始めることが決定しているそうです。詳しくは平成29年12月8日の閣議決定資料で

幼稚園などの幼児教育・私立高校の無償化なども含め、大学の入学金・授業料免除、給付型奨学金の拡大が決定しています。

しかし対象になるのは低所得世帯のみ(だいたい年収250万円目安)なので、かなり限定的です。がっくし。

大学無償化のメリット・デメリット

以上踏まえまして、大学無償化のメリットについて考えてみました。

メリット

1.経済理由に関わらず、平等な教育の機会を与えられる

→平等な教育機会は重要です

2.貧困の固定化を防ぐことができる

→最終学歴が高いといい仕事に就ける確率がアップします

3.大学教育によってより多くの優秀な人材が育ち、国の競争力アップ

→…だとよいのですがw

4.少子化が改善する

→教育費がかからないのであればもうひとり、という家庭も増えるかも?

デメリット

1.財源は?政府の負担が増えるだけ?

→消費税アップした分をあてる予定だそうですが、足りるのか?

2.定員割れの大学が助かるだけ

→少子高齢化で定員割れしている大学は無償化すれば学生が増えるはず

3.とりあえず~で進学するやる気のない学生が増え、大学の質が落ちる

→これが一番懸念されます。人間タダだとモチベが上がらない…

以上を踏まえ、次回は賛成意見の英作文を書いてみたいと思います。

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