みなさん、こんにちは。
英検®のライティングパートは、採点者の先生がひとつひとつみなさんの英作文を読んで採点しています。
採点に際して、基準がきちんとあり、その基準に則っていないと、英語が優れていても減点されてしまうことがあります。
今日は減点対象になるようなNG例を5つご紹介します。これらのNG例に気を付けて、高得点をゲットしましょう。
お題に正しく答えていない
ライティング問題ではトピックが与えられます。そのトピックに対して、賛成・反対がはっきりしていないと減点対象です。
というのは、英検ライティングで求められている英作文は、賛成・反対を決めて書くタイプの英文ライティングだからです。
ここまで読んであまりピンとこない人は、まず英文ライティング入門のための以下の記事を読んでくださいね!
意見と理由が矛盾している
こちらのブログでも何度も書いていますが、賛成なのに反対の理由が書いてあったり、「どっちもアリ」みたいな書き方だと減点対象です。
次のようなケースにも注意。
「制服着用に賛成」の立場で書いているのに、最後に「私服も個性が伸ばせて良いと思う」のような一文を書いてしまった。。。 |
これは日本人がやりがちです。日本語だと、このようなフォローの一言を最後に付け加える習慣がありますね。でも、英作文ではこのようなフォローの一文は不要です。
関係ない話や自分の体験談のみ
トピックにまったく関係ない内容だと、英語が正しくても0点の可能性あり、と明記されています。
また、個人の感想ばかりというのもダメです。例えば「制服は必要か」というトピックに、自分の好みの制服や、自分の学校の制服の様子ばかりが書くのは適切でありません。
一般論として「制服は必要か」と論じるようにしましょう。
英語以外の言葉がそのまま使われている
これは、やってしまっている人が多いかもしれません。日本語をそのまま使う場合はカンマで区切って説明文を加え、日本語を知らない人が読んでも通じるように配慮しましょう。
例えば「伝統食は大切にすべきか?」というトピックでおせち料理を具体例に使いたい場合。
× Japanese people eat Osechi on New Year’s day.
〇 Japanese people eat Osechi, Japanese traditional festive food, on New Year’s day.
のように、カンマで区切って英語で説明を付け加えましょう。
また、ジャパニーズイングリッシュを無理やり使うのもやめた方がよいです。
例えば、「アルバイト」は英語ではないのですが、ローマ字のようなそれっぽいスペリングで英作文に使われていたのを見たことがあります(-_-;) 意味をなさないので、減点対象になります。(アルバイトは英語でwork part-time)
具体例がない
準2級や3級では語数が少ないので、理由のみを書いてしまうケースがありますが、具体的に書かないと減点対象になるようです。
具体例がないとは、例えば「野球が好きだから好きです」のような書き方です。
具体例を見つけるのはなかなか難しいですが、理由には具体例をつけるように練習しておきましょう。
心配な時は英検ホームページをチェック
英検®ホームページには、各級のNG例について詳しく書かれています。ぜひ受験前に一読しておきましょう。↓
ライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)
ルールを守って、めざせ高得点!
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