2018年お世話になりました!「英検ライティング」注目ニュースまとめ

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こんにちは。

2018年もいよいよ終わりですね。

今年一年、たくさんの方にブログを読んでいただき、多くの方から「合格しました」と嬉しいご報告いただきました。

微力ながらお役にたてたことが、ブログを続ける原動力になっています。毎日誰かがこのブログを読んでくださっています。本当にありがとうございます。

かなりマイペースな更新にはなりつつありますが、ほそぼそながら2019年度も続けている予定なので、どうぞよろしくお願いいたします。

2018年度は、このブログテーマ「英検ライティング」に関して、多くのことがありました。そこで、わたしが気になったニュースをいくつか取り上げてまとめてみたいと思います。Here we go♪

2018年度の「英検ライティング」ニュース♪

大学入試改革に伴い、英検の注目度がぐーんとアップした一年でした。ということで、英検がらみのニュースをまとめました。

「英検ライティング」形式が浸透

2020年度からセンター試験が「共通テスト」に移行することに伴い、英検等の民間資格・試験が大学受験で本格採用されるため、英検への注目度がぐぐーんとアップしました。

その結果、英検形式のライティングが学校や塾で教えられるようになったのでしょうか?「ライティングと言えば、理由を2つ書かないと!」という概念が浸透したみたいです。

中高生に英作文を書いてもらうと、I have two reasons… と、さらっと書いてくれるようになりました。IntroductionやConclusionもちゃんと書いてあったりで、慣れたものです(#^.^#)

英作文への抵抗感もやや減った感じで、練習すれば誰でも書ける、と英作文への理解が深まった気がします。

英検CBTがスタート→受験チャンスアップ

2018年8月から「英検CBT」がスタートしました。

CBTとは、Computer Based Testing の略で、コンピュータを使って受験する英検です。

英検CBTの最大の特徴は、1日でスピーキングテストまで含めた4技能を受験できることです。

従来型だと1次に受からないとスピーキングに進めなかったため、受験に2日かかっていましたね。これが1日で完結するのは嬉しいです。

また、実施日が多いのも嬉しい特徴です。

英検CBTは、ほぼ毎月実施されます。受験結果は従来の英検と同じ扱いなので、受験チャンスがぐっと増えることになります。

ただ、いまのところ、わたしの周辺で英検CBTを受験したという話はまだ聞きません。

知名度がまだ低いのもありますが、次の2つの理由もあると思われます。

パソコンスキルが必要

コンピュータを使って入力するため、パソコンが苦手だと結果に影響するのでは?という心配があります。英検を受験するのが学生が中心なので、スマホ世代の学生たちにとっては、キーボード入力に慣れていない子たちが多いのです。ライティングで入力に時間がかかったり、入力ミスで減点されたらを心配しているみたいです。

ただ、後に説明しますが、今後英検を含め、検定は次第にCBTに移行していく可能性が高いので、キーボード入力もある程度できるようになっておくと安心です。

1級・準1級に未対応

英検CBTで受験できるのが、いまのところ2級・準2級・3級のみです。

大学受験に向けて多くの学生が目指している準1級に対応していない、というのが残念なところなんです。でも、Good newsがあります。2019年11月から準1級も実施される予定のようです。それまでに英語力+パソコンスキルも磨いておきましょう!

英検の検定料アップ

アップされたのは、受験チャンスだけではありません。

検定料もアップされました。

例えば、英検準1級は、6900円→7600円にアップ!

デフレから脱出できない日本において、おどろくべき値上げ幅でした(;O;)

値上げ後の検定料一覧はこちら

今回の値上げは、大学入試英語成績提供システム導入に伴うコスト増の影響だと思われます。大学入試に採用されることによって、英検の注目度や知名度はアップし、受験者も増えますが、コストもがんがんアップしているみたいですね。

本来、国が負担すべき国公立大学の受験システムの改定を、民間団体にやらせている感が、わたしはぬぐえないですね。英検を含め、受験に関わっている教育業界全体が潤ってwin-winなのかもしれませんが、受験生や受験料を負担する保護者は置いてけぼりされている感もびしびしあります。本当にこれでいいんでしょうか?

しかも、大学入試英語成績提供システムに対応するために、さらにさらにややこしいことになりつつあります。それが次のニュース。

大学入試システムに対応する新形式がスタート!名前と種類がややこしすぎ???

さる12月7日に英検から「2019年度 英検 新方式 実施概要」というプレスリリースがあり、来年度からの新しい英検の受験方式が発表されました。

でも、名前がわかりにくい上に、実施要領も複雑怪奇で、今後の流れがとても心配になってしまったのでした。

まず、わかったことは、次の3つの新しい形式の英検が実施されることです。

2019年に予定されている新形式

英検CBT 誰でも受験可
英検2020 1 day S-CBT 高校2年生のみ対象
英検2020 2 days S-Interview 2019年は実施せず

このうち、「英検CBT」は今回の記事でも紹介した形式で、既に今年の8月から実施されており、誰でも受験できるコンピュータを使った4技能1日完結型です。

のこり2つが、大学入試英語成績提供システムに対応した新しい形式です。

現在高1生は、既に大学受験が始まっている?

注目すべきは、2つめの「英検2020 1 day S-CBT」です。

これは2019年11月から毎月実施予定で、対象は高校2年生のみ(現在高校1年生の方)。

1日で4技能を受験し、RLはコンピュータベース、Wはペーパーベース(手書き)、Sは吹き込み(録音)となります。

RLがコンピュータ入力になったのは賛否両論あったみたいですが、採点の効率を考えてこうなったみたいです。

この形式は、大学入試英語成績提供システムに対応したものなので、この結果が本番の大学受験で使われる可能性もあるということなのでしょう。

いまのところわかっているのは、国公立大学の受験では、高2~3年にかけて3回受験した英検のいずれかを受験で申告する、となっています。

自分で選ぶのか、最高点のものが自動で採用されるのかは分かりませんが、大学受験の一環として受験するということのようなので、あまり軽い気持ちでは受験できませんね。

特例措置としての英検2020 2 days S-Interview?

最後の形式については、実施要領がまだあまりきちんと決まっていないようなのですが、英検が実施しにくい遠隔地に住む学生や、経済的に受験が困難な家庭への特例措置として設定されている形式みたいです。

この形式について、「2019年度 英検 新方式 実施概要」にいろんなことが書いてあるのですが、いわゆる「奥歯に物が挟まったような言い方」で、つまるところまだ何も決まっていないのだということだけわかりました。

なぜこんなわかりにくい形式があるのかというと、大学受験に対応するためには、あらゆる受験生に対して公平性を保たなければならない、と文科省から指導が入ったからです。

大学入試英語成績提供システムに採用された他の検定でも同じようにあらゆる検定方式を準備しているのでしょうか?

うちの子どもは現在高2なので、浪人した場合は、新しい大学入試システムに巻き込まれる可能性があります。今後の動向を見守っていきたいと思っています。

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