こんにちは!
2017年度第一回検定から、3級でライティング問題がスタートしました。
これまでは選択式問題ばかりだったのに、はじめての記述式問題でびっくりされている方も多いでしょう。
でも、だいじょうぶです。
3級のライティングはシンプルです。
質問に対して、ちょっとした感想を書くような短い英文なので、何度か練習すればだれでも書けようになります。
だれでも書ける英検3級ライティングのコツをご紹介しますね。
なぜ英検3級にライティング?
まずは、英検3級にライティングが導入された背景をご紹介しましょう。
「英語教育の4技能化」「発信力強化」が英語界のブームになっています。そのために英検の各級にぞくぞくとライティングが導入されています。
4・5級もいずれ導入される予定なので、近いうちにすべての級にライティング問題が実現するようです。
この流れは高校、大学受験なども同じです。受験でもライティングが必要になる流れなので、学生の方はいまから練習しておけば損にはなりません。
最近、小学生や幼稚園児の3級受験者もいますね。
英語を書くことに慣れていないお子さんに、どうやってライティング指導すればよいのでしょうか?
そのヒントもご紹介しますね!
どんな形式?どんな質問が出る?
3級のライティングはとてもシンプルです。
・質問に関して、あなたの考えとその理由2つを英語で書きます。
・語数は25~35語。
・質問の内容は、家族や友達、好きなことなど、個人的な考えが中心です。(※CEFR A1レベル)
・英検のプレスリリースでは例題として「あなたの好きな季節はいつですか?」という質問が紹介されています。模範解答を見たところ、「夏が好き」「長い夏休みがあるから」「海で泳げるから」と、3センテンスくらいで構成されています。
どんな語いや文法を使えばいいの?
3級のライティングには中学1~2年生程度の文法力が必要です。
具体的に言うと、
・「主語・動詞・目的語」を使ってセンテンスを作ることができる
・現在形、過去形が書き分けられる
・受動態、現在進行形などが書き分けられる
・助動詞(can, will, mustなど)が使える
・正しいスペリングで単語が書ける
などです。
試験時間が40分→50分 受験料は600円アップの3800円
ライティング導入で、今までの並べ替え問題はなくなり、試験時間は10分延長の50分になります。
受験料は600円アップで3200円→3800円に。
ちなみに準会場受験だと400円割引があります。。学校や塾で受験できる方はぜひ準会場で。
予想問題作ってみました
英検3級に出そうなトピックとしては、「~が好きですか?」や「~をしたいですか?」など、好きなスポーツ、食べ物、趣味、週末の過ごし方…などのお題があげられます。
これをふまえ、予想問題を作ってみました。こちら!
英検3級予想問題:行ってみたい国はどこ?
外国人から以下のような質問をされました。あなたの意見と理由2つを英語で書きなさい。
語数の目安 25~35語
What country do you want to go?
(どんな国に行きたいですか?) |
ライティングの書き方
・まず、どこの国に行きたいか考える
・理由をふたつ考える 具体的にどんなことがしたいかを考えると思いつきやすい
英語にまとめる
・この質問は、Do you want go ~?で尋ねられているので、I want to go … で書き始めます。行きたい場所を go の後ろに書きます。場所の前に to をつけるのを忘れないでください。
I want to go to America.
I want to go to China. など。
・理由を表す時は because をつけます。becauseは単独では使えないので、かならず I want to go to America because (理由). のように使います。
・理由2つを、First, Second, のように分けて書いてもいいです。また、二つ目の理由を書く時に、例のように Also,(また、)をつけてもわかりやすいです。
ライティング例
I want to go to America because my cousin lives in America. Also, I like American music. So I want to visit my cousin and go to a concert with him. (31words)わたしはアメリカに行きたいです。なぜなら、いとこが住んでいるからです。また、わたしはアメリカの音楽が好きです。いとこを訪ね、彼と一緒にコンサートに行きたいです。 |
小学生でもできる!ライティング練習方法
小学生(または幼稚園生!)に英検指導をしている先生、ご両親がいらっしゃいますね。まだ書くことに慣れていないお子さんに英作文を書く練習をさせる方法をご紹介します。
まずは口頭で練習
いきなり書くのは難しいので、まずは口頭で練習します。
大人が次のような質問を子どもにします。
What’s your favorite sport?
What do you like to do on weekends? |
ある程度英語には慣れている子どもであれば、何か答えられるはずです。
何も出てこなかったら、Why?などと聞いて、理由を考えさせます。
「楽しいから(It’s fun.)」や「おいしいから(It’s delicious.)」など単純な理由でかまいません。質問することで、アイデアのまとめ方のヒントを与えます。
口頭で練習したら、それを文字にします。最初は大人がお手本を書いてあげて、真似して書く練習から始めるとよいです。
書き方の基本ルールを教える
・文頭は大文字
・ピリオド、クエスチョンマークの使い方 など
ある程度練習したら、理由部分を入れ替えたり(funをinterestingにするとか)First, Second,を使ったりバリエーションを増やし、その子が書きやすいスタイルを探すとよいです。
Good luck!
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