英検ライティング 20分で書くための時間配分を公開!【例題トピック 制服】

英検®ライティングパートについて、あなたはこんな悩みがありませんか。

  • 英作文がに時間がかかる…
  • 焦ってしまって、考えられなくなる…
  • いつも最後まで書けない…

英検のライティング問題は20~25分くらいで書き上げるのが理想。それ以上かけると他のパートにしわよせがいくし、時間をかけたからと言って点数がものすごく上がるわけでもありません。さっと書き上げてリスニングの先読みなどをする方が合格に近づきます。

でも、なかなか時間内に手早くきれいに書くのは難しいですね。

そのために、今日はライティング問題を20分で書くコツについて説明します。

テンプレートを使おう

  • パラグラフを3センテンスで書くこと
  • テンプレートを使うこと

英検®2級ライティングを20分以内に終わらせるには

テンプレートを使おう

本番で、英作文をイチから作っている余裕はありません。事前にテンプレートを使って練習しておきましょう。テンプレートとは「ひな型」のこと。英作文は決まった形式なので、どのようなトピックが来ても、同じ形式で書けばよいのです。

書き出しの表現やつなぎ言葉はいつも同じものを使えばいいので、自分が使いやすい表現を選んで覚えておきましょう。

今回は以下の記事でご紹介したテンプレートに基づいて書いていきますね。

では、実際に書いてみましょう。トピックは以下の通りです。

TOPIC: Should students wear school uniforms?
学生は制服を着るべきか。

時間配分

導入、理由の書き出し、まとめなど定形部分を書く(1分)

今回は「反対」の立場で書きます。テンプレートで定型化した部分を先に書きます。

I do not think students should wear school uniforms. I have two reasons why I think so.
 
First,  <①>
 
Second, <②>
 
For these reasons, I do not think student should wear school uniforms.

トピックに反対の立場なので I do not think で書き始め、トピックを続けて書きます。これで1センテンス目は終わり。その後、I have two reasons why I think so.と書けば、導入部分は完成です。

理由1はFirst, 理由2はSecond, から書き始めることにします。

まとめ部分は、For these reasons, から書き始め、自分の意見をもう一度書きます。

ここまでで、すでに30語書いています。2級は80~100語書けばいいので、後50語ほど書けば完成です。①②の2パラグラフあるので、1パラグラフあたり25~30語ほど書けば大丈夫です。案外書かなければならない部分は少ないものですね。

理由1を、<①>部分に書く(9分)

では最初の理由を書きましょう。英作文では第2パラグラフになる部分です。

この部分を3センテンスの構成で書きます。

理由→具体例→結論 の順番で書く

まず理由を「制服は値段が高い」にしてみましょう。

School uniforms are too expensive.

ふたつめのセンテンスで、具体的な例を出します。

具体的な値段を書くのはどうでしょうか。学校制服は意外と高価なものです。私の子どもの高校の制服は6万円くらいしました。ここでは分かりやすく、「私立学校なら10万円くらい」としてみましょう。例なので、For example, で書き始めます。

For example, a set of uniforms of a private school is about 100,000 yen.

3つめのセンテンスは、上2つを受けた「結論」にします。「こんなに値段が高い制服は、低所得家庭では買えない」としましょう。

Students from poor families can’t buy such expensive clothes.

以上の3センテンスをつなげて見てみましょう。

School uniforms are too expensive. For example, a set of uniforms of a private school is about 100,000 yen. Students from poor families can’t buy such expensive clothes. (28語)

最初の理由が完成しました。28語あるので、十分な長さになりました。内容も具体的で分かりやすいです。

ここまでで、10分経過しました。

理由2を、<②>部分に書く(9分)

では、同じ要領で理由2もも書きましょう。

2つめの理由は「制服はカッコ悪い」にしましょう。ここではnot fashionableとします。

School uniforms are not fashionable.

次に具体例です。色は黒っぽく、デザインが古臭いと説明します。

The colors of uniforms are usually too dark and the designs are too traditional.

最後にまとめです。「若い生徒たちは、そんな古臭い服を着るのは幸せじゃない」としました。

Young students are not happy to wear such old-fashioned clothes.

つなげて見てみましょう。

School uniforms are not fashionable. The colors of uniforms are usually too dark and the designs are too traditional. Young students are not happy to wear such old-fashioned clothes.(29語)

では、最初から全部つなげて見てみましょう。

全体の見直し(1分)

I don’t think students should wear school uniforms. I have two reasons why I think so.
First, School uniforms are too expensive. For example, a set of uniforms of a private school is about 100,000 yen. Students from poor families can’t buy such expensive clothes. 
Second, School uniforms are not fashionable. The colors of uniforms are usually too dark and the designs are too traditional. Young students are not happy to wear such old-fashioned clothes.
For these reasons, I don’t think student should wear school uniforms. (86語)

いかがでしょうか。

このような感じで、各パートにかける時間やセンテンス数をあらかじめ決めておくことで、効率よく英作文を仕上げることができます。また、テンプレートとして使う表現を固定化しておくことで、スペルミスなども防ぐことができます。

まとめ
・テンプレートを使う
・定形部分を先に書いてしまう(1分)
・理由をそれぞれ9分で書く
・理由部分は、理由→具体例→結論
3センテンス構成にする。
・書けたら、全体を見直す(1分)