【英検®準1級 】模範解答みたいな英作文が書けるテンプレート テクノロジーで貧困は解決する?

試験は時間との戦いです。英作文をイチから作っていては、高得点を狙えません。短時間で効率良く英作文を完成させるには、ぜひテンプレートを使いましょう。

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テンプレートとは?

テンプレートとは、決まったひな型のこと。

例えば、英作文の最初と最後は、どんなトピックでもほとんど同じです。そのような定形化した部分を雛型化して覚えておけば、本番ではトピックに関わるところに時間を集中的に使えるのです。

また、各部分のだいたいの文字数を決めておけば、バランスの良い英作文を書くことができます。

テンプレートの構造

英作文は必ず次のような3層構造になっています。したがって、テンプレートも3層構造です。

Introduction: 導入→どんな英作文なのか、紹介にあたる部分
Body:本文→英作文の本文。トピックに合った理由や例を書きます。準1級では理由を2つ書くので、この部分は2つに別れます。
Conclusion: まとめ→締めとして、簡単なまとめを書いて締めくくります。

書き出しの文を定型化して覚えてしまいましょう。

Body部分も、センテンスの流れはだいたいいつも同じで大丈夫です。つなぎ言葉などを覚えておけば省エネで書くことができます。

では、次にテンプレートをご紹介します。

準1級ライティング テンプレート

では、テンプレートを見ていきましょう。

Introduction 30~40語程度
読者の注意を惹くような事実、常識、問いかけなど(=Hook)から書き始めるとよい(10~15語)  

・Yesの場合:I agree with the idea that (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる、またはyesとわかる書き方because of/ in terms of/ due to 理由1, 理由2.(15~20語程度)

・Noの場合:I disagree with the idea that(TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる、またはnoとわかる書き方because of/ in terms of/ due to 理由1, 理由2.(15~20語程度)

・逆の意見+However, で自分の意見を強調するとよい。

・理由1、理由2はPOINTSから選ぶと書きやすい。
Body1:理由1の説明 40~50語程度
First,/First of all,/In the first place,/The first reason is that…(理由とその具体例を書く)  

・Introductionの中に書いた理由1の内容を具体的に書く
なるべく具体的になるように、理由1をしっかり肉付けする
Body2:理由2の説明 40~50語程度
Second,/Also,/In addition,/Another reason is that… (理由とその具体例を書く)  

・Introductionの中に書いた理由2の内容を具体的に書く
なるべく具体的になるように、理由2をしっかり肉付けする
Conclusion 20語程度
For these reasons,/For the reasons mentioned above,/In conclusion,…(TOPICについて賛成・反対をIntroductionとは違う書き方でもう一度書く)

・because of … などでつないで、理由1,2をつけ加えるのもよい

では、上のテンプレートを使って実際に英作文を書いてみましょう。トピックは「テクノロジーで貧困は減らせるか?」です。

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演習「テクノロジーで貧困は減らせるか?」

Agree or disagree: Technology can reduce poverty.  
(賛成、反対?テクノロジーで貧困を減らすことができる)

Introduction(導入)

まず、読者の注意を惹くような一文から始めます。例えば、

近年、貧富の差がどんどん開いているが…

テクノロジーは万能だと思われているが…

のように書きだすと、読者は「ん?」と注目してくれますね。このように書きだしておいて、逆の方を自分の意見として展開していきます。つまり、

・近年、貧富の差がどんどん開いているが、テクノロジーがあれば貧富の差を解決できる=agreeの立場

・テクノロジーは万能だと思われているが、テクノロジーでは貧富の差は解決できない=disagreeの立場

このように読者の注意を惹くようなセンテンスを hook と言います。ひょいっとひっかけるイメージで分かりやすいですね。

hookで注意を惹いたら、自分の意見を述べます。自分の意見を述べる時は、理由を入れます。理由を言うには、because of や in terms of, regarding などの前置詞、前置詞句を使います。例えばこんな感じです。(Agreeの立場)

The gap between the rich and the poor has been widening significantly. However, technology can be a solution to poverty in terms of education and better access to information. (29語)

この例では、The gap… significantly. までがhook。賛成理由としては、「教育と情報へのより良いアクセス」としました。これで、読者はこの英作文の概要について知ることができましたので、次にBodyでもっと具体的に意見を膨らませます。

Body(本文)

Body部分では、理由1、理由2を具体例を紹介して肉付けしていきます。

かならず、Introductionの中で理由1にしたものをBody1、理由2にしたものをBody2の順番で書きます。

高得点のカギは、Bodyを具体的に書くこと。読者(採点者)を「うんうん」とうなずかせましょう!

では、Bodyの例です。

理由1部分  
First, education is the ticket to a better life. In the past, people in poverty had limited access to good education, but these days, many organizations are offering free online education. Many students in rural areas already utilize these kinds of services, and get a better job and get out of poverty. (52語)
理由2部分
Also, mobile technology helps people in poverty gain better access to information. They can access many kinds of information including healthcare, funding, and child rearing. That helps them to make a better living. Besides that, thanks to social media, people can connect with others, and they are less likely to be left behind. (53語)

理由1は、教育の具体例として、「無料教育」をあげています。お金がなくても、良い教育が受けられる→良い仕事につける→貧困から抜け出せる、という流れです。

理由2は、モバイルテクノロジーで情報にアクセスしやすくなることで、健康、お金、子育て情報などが手に入り、よりよい生活が手に入る。またSNSのつながりによって、取り残されることが減ってきている、という流れになっています。

ちなみに、テンプレートとして使っているのは First, Alsoだけなので、かなりシンプルですね。Body部分は完全テンプレート化することは難しいので、自力でがんばらなければならないところです。逆に言うと、本番でがんばらなければならないのは、このBodyの100語程度で大丈夫です。

Conclusion(まとめ)

ここまで書けたら後はまとめるだけです。これまでの流れをさらっとおさらいするだけでOK。むしろ、今まで言っていない余分な一言を付け加えないように気を付けましょう。

理由1、2をもう一度繰り返すのも可。少し表現を変えると、まとめらしくなります。

For these reasons, technology can help reduce poverty due to free education and better access to information. (17語)

ぜんぶつなげて見てみましょう。

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英作文例(全文)

TOPIC Agree or disagree: Technology can reduce poverty.  

The gap between the rich and the poor has been widening significantly. However, technology can be a solution to poverty in terms of education and better access to information.

First, education is the ticket to a better life. In the past, people in poverty had limited access to good education, but these days, many organizations are offering free online education. Many students in rural areas already utilize these kinds of services, and get a better job and get out of poverty.

Also, mobile technology helps people in poverty gain better access to information. They can access many kinds of information including healthcare, funding, and child rearing. That helps them to make a better living. Besides that, thanks to social media, people can connect with others, and they are less likely to be left behind.

For these reasons, technology can help reduce poverty due to free education and better access to information. (151語)

対訳:貧富の差はどんどん開きつつある。しかし、教育と情報へのよりよいアクセスという点で、テクノロジーは貧困を解決することができるだろう。

まず、教育はより良い人生への切符である。以前は貧しいものは良い教育に触れることが制限されていた。しかし、現在では多くの機関が無料のオンライン教育コースを提供しており、それらを利用して貧困から脱出したものも既にたくさんいる。

また、モバイルテクノロジーのおかげで人々は健康、お金、子育てなどの情報にアクセスすることができ、より生活を豊かにすることができる。またソーシャルメディアのおかげで他者とつながることができ、取り残されることが少なくなってきている。

これらの理由からテクノロジーは貧困を減らすことに役立つと言える。

いかがでしたか?準1級となると、自分で作る部分はけっこう残ってしまいますが、おおまかな流れは同じなので、パターン化して覚えてしまえば、かなり早く書けるようになります。

ぜひテンプレートを自分の使いやすいようにして、何度か練習してみてください。きっと今までより早く、上手に書けるようになります。ライティングを得点源にして、準1級合格を勝ち取ってください。

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英検®準2級の英作文が、簡単に書けるテンプレート 朝食は毎朝食べるべき?

 

英検®ライティングパートの英作文は、形式が決まっています。なので、形式を覚えて、事前に練習すれば、誰でも書けるようになります。

このページでは、誰でもかんたんに英検®準2級の英作文が書けるようなテンプレートをご紹介します。定形部分を覚えて、それ以外の部分を埋めれば、英作文が完成します。例題を使って、テンプレートの使い方を見ていきましょう。

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英検®準2級ライティング テンプレート

テンプレートの構成

英作文は次のような3層構造で成り立っています。

導入(Introduction)
本文(Body)
まとめ(Conclusion)

各部分の内容

それぞれの部分には、下のような内容を書きます。

  • 導入:Questionに対する自分の意見を書きます
  • 本文:自分の意見を裏付ける理由を書きます
  • まとめ:最後にまとめとして、自分の意見をもういちど書きます。

英作文の構成を理解していただけましたか?

では、この構成に沿ったテンプレートを次にご紹介しましょう。

テンプレート

導入(12語程度)
Questionに賛成の場合:

I think ~ for two reasons.


Questionに反対の場合:
I do not think ~ for two reasons.
本文(35語程度)
First, (理由1と具体例を15~20語程度).

Also, (理由2とその理由15~20語程度).

まとめ(10語程度)
Therefore,  ….(賛成か反対かをもう一度書く)

太字でハイライトしてある部分は、どんなQuestionでも、毎回使えるものです。それ以外のところを埋めていきましょう。

では、例題で実際に英作文を作ってみましょう。

例題:朝食は毎朝食べるべき?

Question
Do you think people should eat breakfast every morning?
朝食を毎朝食べるべきだと思いますか?

「朝食を毎朝たべるべきか?」というお題です。あなたは賛成?反対?どんな理由が思いつきますか。

ここでは「賛成」で書いてみましょう。理由は以下の2つにします。

  • 朝食を食べないと、勉強や仕事に集中できない
  • 朝食を食べないと、健康に悪い。
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英作文例

I think people should eat breakfast every morning for two reasons.

 First, people get energy from breakfast. If they do not eat breakfast, they cannot concentrate on their study or work. Also, it is bad for their health. For example, they will eat too much at lunch and gain weight. Therefore, people should eat breakfast every morning.

・concentrate on 集中する
・gain weight 体重が増える

・太字のハイライトされている部分は、定型になっているところです。
I thinkの後にQuestionの英文をそのまま利用できます。

・理由は First,と、 Also,で書きはじめます。First, Second, のように書いてもOKです。

・理由に続けて、具体例を書くと分かりやすくなります。具体例を書く時は、For example, などをつけます。また、例のように if を使って「もし~だったら…になる」という書き方もOKです。

・まとめではもう一度賛成・反対を書きます。Therefore, の他にFor these reasons, や、In conclusion,などもよく使われます。

書けたら全体をチェックしましょう。チェックポイント以下の通りです。

  • スペルミスがないか
  • 語数は50~60語あるか
  • 意見と理由が矛盾していないか
  • 文頭は大文字になっているか
  • 文末のピリオドや?を書き忘れていないか
  • ブロック体で書いているか。筆記体は読みにくいのでやめましょう。

このブログには他にもいろいろな予想トピックを紹介しているので、ぜひ自分で書いてみてください。

英検®準1級の英作文が25分で書けるテンプレート 伝統工芸産業は生き残れる?

英検のライティング問題はどのように書いたらよいのかわかりませんね。

でも大丈夫です。実は決まった書き方があります。その型を覚えておけば、内容のみに集中することができ、短時間で書き上げることが可能です。

このページでは、英検®準1級の英作文で使える便利なテンプレートをご紹介します。

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英検®準1級ライティング

出題形式

まずは、英検準1級ライティングの出題形式を確認しましょう。

  • TOPICについて、あなたの意見とその理由を2つ書く
  • Introduction, main body, conclusion、の3層構成にする。
  • POINTSから2つ選んで理由部分で使う
  • 語数は120~150 words

以上が出題形式です。それぞれのルールについてみてみましょう。

TOPICについて、あなたの意見とその理由を2つ書く

あなたの意見とは、当たられたトピックに賛成か、反対か。それをはっきり書きます。

例えば「朝食は食べるべきか?」というTOPICであれば、食べるべきか、食べないべきかをはっきり決めます。「体調によって決めたらよい」などの曖昧な意見はNGです。意見が決まったら具体的な理由でサポートします。

TOPICと関係ない意見を書くと最悪0点になる可能性があるので読み違いには注意。

Introduction, main body, conclusion の構成で書く

英作文の基本的な構成は、以下のような3層構成です。この構成で書くだけで「構成」点がアップします。各パートの役割は以下の通り。

Introduction導入部。英作文のトピックと、そのトピックに関する自分の意見(賛成/反対)を書く。
Body本文。Introductionで明言した自分の意見の理由を書く。理由が2つ必要な場合は、Bodyが2パラグラフで構成されることになる。理由はなるべく具体的に書くと良い。
Conclusionまとめとして、もう一度自分の意見をまとめる。まとめなので、ここで新しい話題などを出してはいけない。

POINTSから2つ選んで理由部分で使う

準1級ではPOINTSとして4つのキーワードが与えられます。この中から自分の意見に合ったものを選んで使います。POINTSはそのままの形でなくても、アイデアとして取り入れられていればOKです。

語数は120~150語

語数については、厳密なチェックはされていないようなので、多少の差は大丈夫なようです。少なすぎる、多すぎるのはNGなので、練習段階でだいたい語数以内に収まるように心がけましょう。パッと見て答案用紙がだいたい埋まっているくらいが理想的です。字の大きさなども工夫してみてください。

英検準1級の理想的な時間配分

時間配分についても考えてみましょう。

英検準1級の筆記試験は90分。その中でライティングに使える時間は20~30分です。

準1級は長文が多いので、ライティングはなるべく20分程度に抑え、長文やリスニングの先読みに時間を残したいところですが、そこは個人差だと思います。ここではライティング25分で考えてみたいと思います。

問1語彙問題25問13分
問2長文空所補充6問12分
問3長文読解10問40分
問4ライティング1問25分
合計90分
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テンプレート

Introduction 30語程度
Yesの場合:I agree with the idea that (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)I have two reasons to support my opinion.  

Noの場合:I disagree with the idea that(TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)I have two reasons to support my opinion.

※準1級のTOPICは、Agree or disagree: 形式のものと、Do you think that… ? の形式のものがあります。どちらも I agree with the idea that ~の形で書き始めて問題ありません。  
Body1:理由1+具体例 40語程度
First, ….(理由とその具体例を書く)  
・POINTSからひとつ選んで理由に取り入れる
・Firstly, First of all, the first reason is that… など、最初の理由だとわかるつなぎ語で始める
・3センテンスで書くとバランスが良い
・具体例の前に For example, などをつけてもよい
Body2:理由2+具体例 40語程度
Second, ….(理由とその具体例を書く)  
・POINTSからひとつ選んで理由に取り入れる
・Secondly, Also, Another reason is that… など、ふたつめの理由だとわかるつなぎ語で始める
・3センテンスで書くとバランスが良い
・具体例の前に For example, などをつけてもよい
Conclusion 20語程度
For the reasons mentioned above, (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)  
・まとめとして、Introductionで言ったことをもう一度書く
・Therefore, In conclusion, など、まとめと分かるつなぎ語で始める
・because of … で理由をもう一度簡単にまとめて付け加えてもいい。

例題

では、例題を使って、テンプレートの使い方を見ていきましょう。

TOPIC
Do you think the traditional craftwork industries can survive in modern society?
POINTS
●prices
●quality
●traditional skills
●tourism

the traditional craftwork industry(伝統工芸品産業)は現代社会で生き残れるか?というトピックです。このお題について、POINTSから2つの観点を選んで書いていきます。

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英作文例

I disagree with the idea that the traditional craftwork industries can survive in modern society. I have two reasons to support my opinion.

First, traditional craftwork products are less competitive than mass-produced products. For example, traditional hand-painted lacquer bowls are durable and beautiful, but they are not popular among consumers because they are expensive and need delicate care. Today, most people prefer products that are inexpensive and easy to care.

Second, traditional industries always suffer from a lack of skilled artisans. Since artisans need a long training period and much practice before starting their career, young people hesitate to apply for the job. As a result, traditional businesses have trouble finding their successors and end up giving up their businesses.

For the reasons mentioned above, the traditional craftwork industries cannot survive in modern society.
(134 words)

対訳:伝統工芸品産業は現代社会では生き残れないという考えに私は賛成です。その考えを支持する理由は2つあります。

最初に、伝統工芸品は大量生産品に比べて競争力が低いからです。例えば、伝統的な手で塗られた漆器は丈夫で美しいのですが、消費者にはあまり人気がありません。なぜなら、高価で繊細な手入れが必要だからです。現在、多くの人は安価で手入れが簡単な商品の方をより好みます。

ふたつめに、伝統産業は常に熟練した職人不足に悩まされています。職人は一人前になる前に、長い訓練期間と修行が必要です。そのため、若い人は仕事に申し込みません。その結果、伝統的な企業は後継者を見つけることができず、事業を断念してしまいます。

上に述べたような理由により、伝統工芸品産業は現代社会では生き残ることができないのです。

いかがでしたか?

ベーシックなテンプレートですので、自分で書きやすいように表現を工夫して「マイテンプレート」を作ってみてください。

もう少し高度なテンプレートもあります。こちら↓

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英検®2級の英作文が20分で書けるテンプレート 朝食は毎朝食べるべき?

試験は時間との戦いです。英検®2級の場合、ライティングパートに使える時間は約20分。英作文をイチから作っていては、高得点を狙えません。短時間で効率良く英作文を完成させるにはテンプレートを使いましょう。

このページでは、英検®2級の英作文が20分程度で書けるテンプレートをご紹介します。まずは、英検2級ライティングの基本をおさらいしましょう。

英検2級ライティング問題の出題形式

  • 与えられたトピックについて、あなたの意見とその理由を2つ書く
  • かならず、賛成・反対のどちらかの立場で書く
  • 英作文の構成は、かならず「導入→本文→まとめ」の3層構造にすること
  • 語数は、80~100語
  • 参考になる観点としてPOINTSが3つ与えられる。POINTSは使わなくてもいいが、使った方が論点をまとめやすいので、使う方がおススメ。

英作文の構成

英作文はかならず、導入→本文→まとめ の3層構成で書きます。図にすると、このような構成です。

Introduction導入
Body
(本文)
reason1理由1
exampe1理由1の具体例
reason2理由2
example2理由2の具体例
Conclusionまとめ

英作文がこの構成になっているだけで、構成点がアップします。テンプレートを使うと、自然にこの形になります。

テンプレート

ではテンプレートを見てみましょう。太字部分が定型文です。定型文以外のところはTOPICに合わせてアレンジしてください。

Introduction(導入): 20語程度
Yesの場合:I think that (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)There are two reasons why I think so.

Noの場合:I do not think that(TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)There are two reasons why I think so.

Body1(本文・理由1): 30語程度
First, (理由とその具体例を書く)

・POINTSから観点を選ぶとよい


・Firstly など、最初の理由だとわかるつなぎ語で始める・具体例の前に For example, などをつけてもよい。

Body2(本文・理由2):30語程度
Second, (理由とその具体例を書く)

・POINTSから観点を選ぶとよい


・Secondly, Also など、ふたつめの理由だとわかるつなぎ語で始める・具体例の前に For example, などをつけてもよい。

Conclusion(まとめ): 15語程度
 For these reasons, (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)
・まとめとして、Introductionで言ったことをもう一度書く

テンプレートを使うと、IntroductionとConclusionはあっという間に書けるので、Bodyに集中することができます。

Body部分は、POINTSの中からそれぞれ1つ選んで、その観点で書いていくと書きやすいです。

では、例題TOPICを使ってテンプレートの使用例を見てみましょう。

例題TOPIC

TOPIC
Do you think we should eat breakfast every morning?
POINTS
time
●healthy
●lunch

英作文例

I think that people should eat breakfast every morning. There are two reasons why I think so.

First, breakfast is a very important start to the day. It gives you the energy to stay active and healthy. If you do not eat breakfast, you will get hungry and will not be able to concentrate on your work or studies.

Second, eating breakfast helps you lose weight. People who do not eat breakfast tend to eat snacks and sweets before lunch and gain weight.


For these reasons, people should eat breakfast every morning.

対訳:私は朝食は毎朝食べるべきだと思います。そう考える理由はふたつあります。

まず、朝食は一日を始めるのに重要です。あなたが活動的で健康的であるためのエネルギーをもらえます。もし朝食を食べなかったら、おなかがすいて、仕事や勉強に集中できません。

次に、朝食を食べることはダイエットになります。朝食を食べない人はスナックや甘いお菓子を食べる傾向があり、かえって体重が増えるのです。

このような理由から、毎朝朝食を食べるべきなのです。

いかがでしたか?テンプレートを使って、20分で合格英作文が書けるように練習してくださいね。

英検®2級ライティングが20分で書けるテンプレート 子どもにスマホはOK?

英検のライティング問題で合格点を取るためには、テンプレートの使用は欠かせません。

テンプレートとは細かく区切られたお弁当箱のようなもの。

ここはご飯。ここは焼き魚。ここはフルーツ。のように、場所と入れるものの種類が決まっていれば、内容が変わってもあっという間においしいお弁当が出来上がり♪

ライティングも、TOPICは当日になるまで分かりませんが、場所(=構成)と種類(=決まり文句)は決まっています。テンプレートでエッセイの型と決まり文句を覚えておけば、20分で合格エッセイが完成します。

本日は英検2級のライティング問題で使用できるテンプレートをご紹介します。

ライティングは、導入→本文→まとめ、の構成で書こう

英検2級で求められるライティングは、英文エッセイと言われるジャンルの作文です。英文エッセイは形式が決まっており、次のような構成になっています。

Introduction 導入部 導入部でトピックについて自分の意見をはっきり書きます。
Body1 理由1 本文では導入部で宣言した自分の意見をサポートする理由を書きます。具体例を出して、より説得力のある理由にします。
理由1の具体例
Body2 理由2
理由2の具体例
Conclusion まとめ 最後にまとめで、もう一度自分の意見を言い直します。

こちらの記事でも詳しく説明しています↓

ライティング入門 Introduction-Body-Conclusion【例題オンラインレッスン】

この構成に沿って作ったテンプレートがこちらです。

2級用テンプレート

Introduction(15~20語)
Yesの場合:I think (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)Noの場合:I do not think (TOPICよりテーマの部分を抜き出してつなげる)
Body1 (30語前後)
■理由とその具体例を書く。■理由1と分かるように、First/Firstly/First of all, …. などで始める。■自分の選んだ立場を支持する理由を書く。POINTSから選ぶとよい。

■具体例は、For example, などで書き始める。なるべく具体的に書くとよい。

Body2 (30語前後)
■Body1と同じ要領で書く。理由はかぶらないように、違うものを書く■Second, Secondly などのつなぎ語から始める。Also も使える。
Conclusition(15語程度)
■エッセイのまとめ部分。イントロで述べた意見をもう一度すこし表現を変えて書く。■For these reasons,/Therefore, /In conclusion, などのつなぎ言葉で始める。

全部書けたらチェック!

■80~100語の語数あるか?
■文のつなぎがおかしくないか?
■論理展開がおかしくないか?
■ボキャ、文法まちがいがないか?

テンプレート使用例

以下のトピックをテンプレートにあてはめて書いてみます。

TOPIC
Some people say parents should allow elementary school students to have smartphones. What do you think about that?
POINTS
●cost
●crime
●communication

(親は小学生にスマートフォンをもたせるべきか? ●コスト ●犯罪 ●コミュニーション)

Introduction

I do not think parents should allow elementary school students to have smartphones. There are two reasons. (16words)

※TOPICの下線部分をここで使用

Body

Body1(reason1+example)

First, having a smartphone costs a lot. For example, iPhone is very expensive. Since elementary school students have no income, their parents have to pay the monthly charges. (28 words) ※POINTSの cost を reason1に使用

Body2(reason2+example)

Second, smartphones are dangerous for young children. There are a lot of crimes on the Internet. Elementary school students cannot understand the danger and can be a target of the crimes.(32 words) ※POINTSのcrimeをreason2に使用

Conclusion

For these reasons, parents should not allow their children to have smartphones.(13words) ※Introductionのセンテンスを少し変えて使用

全部つなげてもう一度見てみましょう!

I do not think parents should allow elementary school students to have smartphones. There are two reasons.

First, having a smartphone costs a lot. For example, iPhone is very expensive. Since elementary school students have no income, their parents have to pay the monthly charges.

Second, smartphones are dangerous for young children. There are a lot of crimes on the Internet. Elementary school students cannot understand the danger and can be a target of the crimes.

For these reasons, parents should not allow their children to have smartphones.

対訳:親は小学生にスマートフォンを持たせるべきではないと思います。それには2つの理由があります。ひとつめは、スマートフォンを持つのはお金がかかります。例えば、iPhone は高価です。また、小学生は収入がないので、親が毎月の通話料を払わなければなりません。
ふたつめは、携帯電話は幼い子供には危険だからです。インターネット上にはたくさんの犯罪があります。小学生はその危険を理解することができず、犯罪のターゲットになるかもしれません。これらの理由から、親は子どもにスマートフォンをもたせるべきではありません。

いかがでしたか?テンプレート使ってみてください(^^♪

他の級のテンプレートもあります↓

英検®準1級ライティングが25分で書けるテンプレート(ベーシック版) 伝統工芸産業は生き残れる?

英検®準2級ライティングがかんたんに書けるテンプレート 朝食は毎朝食べるべき?

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