ライティング入門 Introduction-Body-Conclusion【例題オンラインレッスン】

 

英検で求められるライティングは、英文エッセイと呼ばれるジャンルの英作文です。

英文エッセイは形式が決まっています。この決まった形式で書かなければ、内容は良くても良い点数は取れません。

形式を理解して、合格エッセイを書けるようになりましょう。

英文エッセイは、導入→本文→結論、の順番で

英文エッセイの形式を図にすると、こんな感じです。

Introduction 導入
Body  本文
Conclusion 結論

各パートの役割は次の通りです。

Introductionトピックに対して、賛成・反対(Yes/No)を明言する
Body理由と具体例で、Introductionをサポートする部分
Conclusionまとめとして、もう一度最初の意見を言い直す部分

では次に、良い英文エッセイを書くための4つのコツをご紹介します。

良いエッセイを書くための4つのコツ

【コツ1】自分の意見(Yes/No)をはっきり

日本語の文章では Yes/Noは最後に書くことが多いのですが、英文エッセイでは、賛成・反対を最初の導入部分(Introduction)ではっきり言い切ります。

【コツ2 書きやすさ重視でYes/Noを決める

Yes/Noどちらの立場で書いても構いません。書きやすい方で決めましょう。英検のライティングは英語力をチェックされているだけで、あなたの本音を聞きたいわけではありません。「ウソは書きたくない」と迷うことはありません。早く理由2つを思いつく方で選ぶとよいです。

【コツ3 POINTSは使わなくてよいが、使った方が書きやすい。

POINTSで3つの観点が与えられます。これは使わなくてもよいのですが、使った方がトピックから外れた内容になるのを防げるので、使うことをおすすめします。

【コツ4 Yesの場合は I think…、 Noの場合は I do not think… で書き始める

Yesの場合は I thinkの後ろにTOPICのお題部分を続けて書きます。

Noの場合は I do not think で書き始めます。エッセイでは don’t などの省略形は基本使いません。(フォーマルな文章なので)

では、英検2級の例題TOPICを使って、Introductionを書いてみましょう。

例題TOPICを使って書いてみよう

TOPIC
Today, some people study English online. Do you think more people will do so in the future?(最近オンラインで英会話を勉強する人がいます。今後、もっと多くの人がそうすると思いますか?)
POINTS
convenience, cost, communication

Introductionの書き方

TOPICの下線部分を組み合わせて、Inroductionを作ります。

Yesの場合

I think more people will study English online in the future. There are two reasons.(15語)

NOの場合

I do not think more people will study English online in the future. There are two reasons.(16語)

Noの場合の注意

notの位置に注意!英語では否定語(not)は前に来ます。

× I think more people will not study English online in the future.

○ I do not think more people will study English online in the future.

Introductinはこれで完成。Yes/Noさえ決まれば、すぐ書けますね^^

Bodyの書き方

1.Bodyはサポート部分。IntroductionではっきりさせたYes/Noをサポートする理由を書きます。

2.First, Second, also などのワードを使って、わかりやすく書きます。

3.「理由+具体例」の順で書くと、わかりやすいBodyになります。

Bodyの例(Yesの場合)

理由1

POINTSからconvenienceを選び、理由①とします。

First, online English courses are convenient.

具体例1

People today are very busy. They do not have time to go to school to take lessons. Online courses are open early in the morning and late at night, so people can study whenever they like.

理由2

POINTSからcostを選び、理由②とします。

Second, online English courses are reasonable.

具体例2

Because of today’s bad economy, people do not want to spend a lot of money on studying.

上記すべてをつなげます。これで本文(Body)の完成です。

Conclusionの書き方

エッセイの「締め」であるConclusionでは、自分の意見をもう一度言います。Introductionと同じ内容を少し形を変えて書きます。

Yesの場合

For these reasons, more people will learn English online. (9語)

Noの場合

For these reasons, more people will not learn English online. (10語)

英作文例をまとめて見てみよう

例題トピックのエッセイ例をもういちど、通しで見てみましょう。

I think more people will study English online in the future. There are two reasons.

First, online English courses are convenient. People today are very busy. They do not have time to go to school to take lessons. Online courses are open early in the morning and late at night, so people can study whenever they like.

Second, online English courses are reasonable. Because of today’s bad economy, people do not want to spend a lot of money on studying.

For these reasons, more people will learn English online. (89語)

いかがですか?日本語のエッセイとはかなり違いますね。
しかしルールがきっちり決まっているので、覚えてしまえばむしろ書きやすいです。
形式と決まり文句を覚えて、本番で20分で書けるように練習してくださいね。

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英検2級ライティング予想問題(1)教育 オンラインで英語を学ぶ人が増える?

こんにちは。

シンプル英文ライティングブログへようこそ。このブログでは、英検のライティング問題の英作文の書き方をご紹介しています。

英検の完全「4技能化」によりライティング問題スタート

2016年度より英検準1級、2級にライティング問題として自由英作文が加わりました。

2017年からは、準2級・3級にも。

英語教育の「4技能化」が注目され、読み・書き・聞く・話すがバランス良くできることが求められるようになりました。

極端な話、以前ならライティングが0点でも、他のパートが良かったら合格の可能性があったのですが、英検もバランスよく点数が取れていないと合格できないようになりました。

つまり、ライティングのマスターなしに英検合格はできなくなったのです。

英検2級ライティングに出やすそうなトピック

では、英検のライティングにはどのような問題が出るのでしょうか。過去問題の傾向から、次の4つのジャンルから出題されやすいと考えられます。

教育: 語学教育、制服、校則、親子関係
環境: リサイクル、資源問題、エネルギー問題など
健康: 食生活、運動、睡眠など
テクノロジー: インターネット、携帯電話、オンラインショップ

その中から、今回は教育のジャンルの予想問題と解答例を作ってみました。

【教育】予想問題 オンライン語学レッスンを受ける人は増えると思いますか?

Topic
These days, some people take language lessons on the Internet. Do you think more people will do so in the future?Points●price●communication●technology

人気のオンラインレッスンについてのトピックです。皆さんならYes/Noどちらの立場で書きますか?

もちろんどちらの立場で書いてもよいのです。解答例の前にpros and cons(賛成・反対)を考えてみましょう。

pros and consって何?と言う方はこちらの記事をどうぞ

PROS(賛成)
Online lessons are convenient.
Online lessons are as fun as face-to-face lessons.
Online lessons are cheaper.

CONS(反対)
Students need computers, so initial cost is high.
Some people are not good at using the Internet.
Face-to-face lessons are more effective.

YES/NO どちらの方が書きやすそうですか?

Yesの方が書きやすそうなので、Yesで書いてみました。こちら↓

ライティング例

I think more people will take language lessons on the Internet. There are two reasons why I think so.

First, online lessons are convenient. Some people are too busy to find time to go to language school regularly. Most online lessons are available 24 hours a day. So they can take lessons at any time they want.Second, thanks to the technology, online lessons are as fun as face-to-face lessons. Through web cameras, students can enjoy talking with their teacher. They can also use variety of materials such as videos.For these reasons, online language lessons will become more popular.(100 words)

(対訳)

わたしはより多くの人がオンライン語学レッスンを受けるようになると思います。2つ理由があります。

ひとつめは、オンラインレッスンは便利だからです。忙しすぎて定期的に語学スクールに通う時間がない人もいます。ほとんどのオンラインレッスンは24時間利用できます。そのため、忙しいひとも好きな時間にレッスンを受けられます。
ふたつめは、テクノロジーのおかげでオンラインレッスンも対面レッスンと同じくらい楽しくなっています。ウエブカメラで先生と楽しく話すことができます。また動画などの様々な教材も利用できます。
これらの理由により、オンライン語学レッスンはもっと人気になるでしょう。

too~to ~すぎて~できない
available 24 hours a day 一日中利用できる
face-to-face lessons 対面レッスン
videos 動画

いかがでしたか?

次回は環境カテゴリの予想問題を作ってみたいと思います。

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