ライティングを学んだら英語コンプレックスが軽減した話【英語4技能についての考察】

こんにちは。

今日は私の経験から英語のライティングの効果についてお話ししたいと思います。

「英語4技能をバランス良く伸ばそう」 これが最近の風潮ですが、かならずしもバランスをとらなくても良いのでは?と思っています。

逆にどれかに比重を置くことで、コンプレックスを軽減することもできるという話を私の経験からお話ししたいと思います。

モリーニョの英語コンプレックス

私個人の話で恐縮ですが、話すのが苦手なのがわたしのコンプレックスです。

これは英語に限らず、日本語でも話すのは苦手です。

上手に話したいと思って今も修行中ですが、カメの歩みです。(でも前進中!)

しかし、このブログで「書く」ことにも力を入れたお陰で私のコンプレックスは以前に比べるとかなり軽くなったのです。そこで、なぜ「書く」ことにシフトしたら「話す」ことのコンプレックスが軽減したのかについて書きたいと思います。

英語4技能における「書く」ことの意味

英語4技能を「時間」を軸に分けてみる

ご存知の通り、語学はどれも4技能に分けて考えることができます。念のため4技能をおさらいします。

聞く listening
話す speaking
読む reading
書く writing

この4技能をバランス良く学習していくことが現在主流になっています。

ところで、この4技能は「時間」を軸に2つにわけることができます。

聞く listening
話す speaking
読む reading
書く writing

ピンクで色付けした2技能(聞く、話す)は、瞬時に処理しなければならない技能です。

水色で色付けした2技能(読む、書く)は、ある程度時間をかけて処理してもよい技能です。

別の言い方をすると、ピンクの技能はその場で一瞬で消えてしまい、修正できない技能です。

水色の技能は、何度も繰り返し考え直したり修正したりすることができる機能です。

聞く listening ・瞬時に処理しなければならない
話す speaking ・修正できない
読む reading ・繰り返し考え直すことができる
書く writing ・修正することができる

では、ここで質問なのですが、皆さんは上のピンクの技能と水色の技能のどちらの方が楽にできますか?

・・・

私の場合は、圧倒的に水色の方が楽にできます。

瞬時にどんどん処理しなければならない技能を難しく感じる一方、マイペースに時間をかけて処理できる技能は楽に感じます。それはリラックスして取り組めるからです。

若い脳は高速処理に対応できる

若い時に学べば、脳の処理速度が上がることは経験則としてご理解いただけると思います。

母語と外国語を比較すると、母語は外国語に比べて処理速度が圧倒的に高速です。

外国語も若い時期に始めるかどうかで処理能力は変わります。「鉄は熱いうちに打て」です。子どもの頃から外国語に触れていれば、話す聞くの処理能力がぐっとアップします。若い脳は外国語に柔軟に対応し、古い脳はなかなか対応できないのでしょう。

おとなになってから外国語を学んだ人は、高速処理になかなか対応できません。まさにわたしがそうでした。私が真面目に英語に取り組んだのは20代後半でした。

母には聞こえない音が娘には聞こえる

私の娘は生まれてすぐから英語を始めました。私は教育熱心な母親でしたので、英語の歌やビデオ、絵本の読み返せを毎日聴かせました。すると、英語を話し始めたのです。

彼女には私の聞こえない音がよく聞こえていました。今では、聞く話すに関しては完敗です。まったく歯が立ちません。

瞬時に処理してアプトプットする技能に関しては、上達と年齢に非常に大きな相関がある … これは否定できない事実です。英検の点数を見ても、学生たちはリスニングパートが得意が子が多いです。

発音矯正にも限界がある

スピーキングに関してはどうでしょうか。スピーキングに関しては、発話速度もありますが、発音も悩ましい問題です。

英語がネイティブなみに話せる人でも、その国のなまりが残る人が大半です。私は日本語を教えたり、中国語を勉強したりしているのですが、舌の動きも難しいのですが、もっと難しいのが息の使い方です。

息を出す量や力加減は外国人には大きな壁です。ネイティブ間でも息の使い方で印象がぜんぜん違って見えます。アメリカ人とイギリス人、息の使い方が違いますよね。

私の場合、かなりなめらかに話せるようになってきたものの、声の質が英語ネイティブとは違うんです。うまく表現できないのですが、ネイティブのような勢いのある大きな声が出ないんです。おそらく息の使い方のせいだと思います。

読み書きは時間を味方にできる

ここまでで、瞬時に処理しなければならない「聞く話す」について考えてきました。次に「読む書く」について考えます。

「読む書く」の技能については、自分の好きなだけ時間をかけることができます。

え?でも、英検は20分で英作文書かなきゃいけないでしょ?それに仕事や勉強でのんびり英文読んでる暇なんかなくないですか?

ええ、それはもちろんですが、それは試験や仕事や勉強だからであって、理論的にはマイペースでいいはずです。なぜなら、「読み書き」はその場で処理しなければならない双方向コミュニケーションではないから。

例えば洋書を読みたい。何時間かけてもいいです。映画やドラマなら、音はすぐに消えてしまいますが、紙に書かれた文字は消えません。

英語で日記を書きたい。何時間かけてもいいです。何度も読み返して、繰り返し修正し、完璧になるまで推敲するのもアリです。

このように「読み書き」は時間を味方にできるのです。

もちろん「快適な速度」は存在します。しかし、それすらも自分にとって快適な速度であれば良いのです。

外国語を勉強する人、特に大人になってから勉強する人には心強い話です。

以上、「読み書き」はマイペースで取り組めるので、時間を味方にできる技能だということが分かりました。では、今度は4技能を別の基準で分けて考えたいと思います。

4技能を「発信・受信」を軸に分けてみる

では、今度は4技能を「発信」か「受信」かで分けてみます。

聞く listening 受信
話す speaking 発信
読む reading 受信
書く writing 発信

聞く、読むが受信(紫)。話す、書くが発信(黄色)になります。

では、受信力と発信力、どちらをより鍛えたいかと言うと、やはり「発信力」ではないかと思います。

いくら受信力がパーフェクトになったとしても、自分の気持ちや意見を一切発信できなければ言語なんて意味がないですし、勉強する意義はありません。

「書く」は「話す」より時間を味方にできる

私も英語を使って発信したいです。そのために勉強してきたと言っても過言ではありません。

しかし、話すのは苦手なんです( ;∀;)

もし、何を発信しても絶対聞いてもらえるという千載一遇のチャンスが与えられ、その方法がYoutubeかブログかの2択だったとしたら、私は迷わずブログをとります。

自分の発声、発音で説得力のあることを言う自信はないし、またその場でやりとりする度胸もないです。

一方で、時間をかけてじっくり練に練ったものを発表するのであれば、自信のあるものを提供できます。

「発信」という点において、話すことと書くことは、結果は同じでも、プロセスに大きな違いがあります。そしてやはり時間を味方にできるのは、「書く」方なんです。

話すのが苦手でも、英語で発信できる喜び

実は最近英語で発信する機会が増えつつあり、英語ブログのようなものを書いています。これまでだととても書けなかったような量の記事を、案外さらっと書けるようになってきていることに驚いています。

これは4年間のこのブログの積み重ねのお陰…ブログに感謝。読者の皆様に感謝。

ブログであれば、うろ覚えの表現も辞書で調べたりできます。口頭でとなると緊張したりどもったりするので大きなプレッシャーになりますが、書くのならそんな心配も要りません。

話すことに大きなコンプレックスを感じていましたが、話せないなら書けばいい、と思えるだけでコンプレックスが軽減するのです。

得意は性格も関係する

念のため言っておくと、わたしは4技能の優劣をつけているのではありません。自分の得意な方法で受信、発信していけばよいのでは?ということです。

どちらが得意かは性格による面も大きいです。

私の娘は聞く・話すの方が得意のようです。

考えるよりまずやってみる方が好きな人は、話す方が得意かもしれません。年齢に関係なくそのようなアプローチで外国語に成功する人もたくさん見ました。

逆に、どちらかと言えば内向的で自称コミュ障で、話すのはダメなんです…という方は、無理に話そうとせず、書く方から入ってみるのも悪くないですよ。話す・書くはどちらも発信系です。違うメディアだと思えばよいのです。書きメディアならマイペースで発信できます。

まとめ

長々と書いてきましたが、まとめます。

・4技能を「時間」を軸に分けると、聞く・話すは高速瞬間処理、読む・書くは時間をかけられる繰り返し処理に分けられる。

・読む・書くはマイペースで時間をかけられるので、時間を味方にできる。おとなの外国語学習者には心強い。

・4技能を「受信・発信」で分けると、聞く・読むは受信型、話す・書くは発信型。

・発信型のうち、書くはマイペースで時間をかけられるし、何度も修正可能、推敲可能なので、話すのが苦手な人もマイペースで発信できる。

・時間軸、受信・発信軸で考えると、「書く」を鍛えることは大人の外国語学習者の強い武器になる。

以上、4技能すべてにこだわらず、自分なりに力に入れ方を調整することで、自分の目的にあった英語との付き合い方がみつけられます。

このブログでは引き続き、「書く」ことを中心に英語や語学の面白さをお伝えしていけたら幸いです。

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英検合格多数♪満点続出♪英検英作文を添削します 「20分で書けるシンプル英文ライティング」ブログ♪モリーニョ

コメント

  1. blue より:

    自分が、今後、どのような方向で英語を勉強していくか、悩んでいたので、とても参考になりました。
    ぜひ、モリーニョさんの英語ブログ読みたいので、教えてください。