日本語教育能力検定に合格するためのルーティーンを公開します

※この記事は2021年6月29日リライトしました。

日本語教育能力検定は日本語を教える先生のための資格試験。

私モリーニョは英語だけでなく日本語も教えたいと思い、2018年にこの試験を受験し、なんとか一発合格しました。2021年現在、日本語も教えています。

日本語教育能力検定は合格率25%程度の難関試験のひとつです。しかし、勉強の仕方によっては短期間で合格することが可能です。私の場合は約5か月の準備期間でほぼ自力で勉強しました。

基本的な勉強方法は英検や他の資格試験と同じで、問題集+過去問を繰り返しやること。

漫然とやるのではなく、ポイントを押さえてやることで、短期間でも成果が出やすくなります。

今回は問題集の選び方や「過去問」の効果的な使い方についてご紹介します。

日本語教育能力検定のための問題集

まず、問題集はほとんどの受験者が同じものを使っています。以下の3種類をやるのが定番です。

かならず最新版を用意しましょう。育業動向やデータ、また日本語のめぐる制度はよく変わります。ぜひ最新版で勉強してください。

日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版

通称「赤本」。ほぼ公式問題集的な位置づけで、参考書として活用。まずはこれを読んでまとめて、出題内容をチェックします。

新版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集

「赤本」に対し、この「黄本」は予想問題集的な位置づけ。(私の時代はグリーンのカバーの「緑本」でした)

「こんな問題が出そう」とプロが予想して作ってくださった問題なので、実践的です。演習問題を繰り返し解いて問題形式に慣れたり、「赤本」の理解度をチェックするために使います。

過去問には解説がありませんが、この「黄本」は解説が充実しているのが特徴です。特に聴解問題はこの本で何度も練習しました。

過去問 - 令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験問題

私は過去問を5年分くらい揃えました。過去3年分くらいは書店にあります。それ以前のものはメルカリで購入。

問題集のやり方

3種類の問題集を揃えたら「赤本」⇔「黄本」で勉強し、定期的に過去問をやってみて、自分の理解度をチェックします。

「黄本」で間違えたところを「赤本」で復習

日本語教育能力検定は「区分」が5つあります。

「1.社会・文化・地域」 「2.言語と社会」 「3.言語と心理」「4. 言語と教育」 「5.言語一般」

それぞれの区分で得意・不得意があります。私は区分1の「社会・文化・地域」が苦手でした。ですから、区分ごとに勉強し、「黄本」の問題で間違ったところを「赤本」でもう一度確認し、理解度を深めていくというやり方でやりました。

「黄本」は3回やる

問題集を一回やっただけではなかなか身に付きません。3回やるのを目標にがんばりました。

過去の合格最低点からだいたい72%くらいの正答率なら合格できそうだと予想し、問題集1回目、2回目、3回目と記録を残して、各区分の正答率をチェックしてました。

その結果、1回目にはだいたい60%台だった正答率が最終的には70%、80%まで出せるようになりました。

ちなみに、2018年度の最低合格点は 165/240(68.7%)です。

手書きですが、当時の記録はこんな感じです(3回目は不得意分野の区分1,5のみ挑戦)

過去問はやりっぱなし(復習しない)

「赤本」⇔「黄本」をある程度こなし、知識がたまってきたところで過去問をやります。ここで大切なのは、過去問は一切復習しないことです。

これは他の試験でもやっていることなのですが、過去問は復習しなくていいです。というか、復習しない方がいいです。なぜかというと、過去問を復習しても意味がないからです。

過去問は復習しても意味がない

まず、過去問には解説がありません。復習しようにも解説がないのでそれを調べるのに時間がかかって非効率。また、過去に出た問題はおそらくしばらく出ないので復習しても意味がありません。それなら「黄本」でプロが予測してくれた問題をやる方が効率的です。

やりっぱなしなので何度でもできる

また、復習してしまうと答えを覚えてしまい、何度もやることができません。あえてやりっぱなしにしておいて、定期的に過去問をやってみて、点数の伸びを記録していきます。

定期的にやると正答率が上がっていくのが分かります。私は以下のような感じで上がっていきました。

55%→62%→72%

自分の実力の推移も確認できるし、モチベーションも上がります。

まとめ

  • 「赤本」⇔「黄本」のルーティーンで、「黄本」を3回まわす
  • 「黄本」はかならず正答率を記録し、7~8割くらい正解できるようになるまで繰り返す
  • 定期的に過去問をやるが、復習せずにやりっぱなしにする。正答率が上がっていくのを確認する

日本語教育能力検定公式サイト
http://www.jees.or.jp/jltct/index.htm

出願期間:令和3年7月5日(月)から 8月2日(月)
試験日:令和3年10月24日(日)9:00~16:40
受験料:14,500円(税込)※願書は有料で、書店にない場合もあるのでお早目に!