みなさん、こんにちは。
Self-isolation中のモリーニョです。
今日は最近私がやっている翻訳サイト、というかアプリをご紹介します。
「いずれ翻訳をやってみたい」と考えていらっしゃる方がこのサイトの読者さんにもいらっしゃるかもしれません。
本格的に翻訳家になるためには、経験も必要だし翻訳検定合格なども必要になってきますが、もっと手軽に気軽にやってみたいためのサイトやアプリがいくつかあります。
クラウドワークスみたいな在宅ワークの世界で、副業として翻訳をやっていくのもアリですが、もっともっと気軽なのを見つけました。Flittoというサイトです。
1か月ほどFlittoで翻訳(英→日)と校正(日本語)をやっているのですが、なかなか勉強になります!Flittoの特徴、メリットなどをご紹介します。
目次
集団知性を活用した翻訳のプラットホーム Flitto
Flittoは会員同士が翻訳を依頼したり、翻訳を提供することができるプラットフォームです。会員になると、アプリから不定期に依頼が来て、それを翻訳したり校正することができます。
Flittoで翻訳するには
まずはアカウントを作ります。そして、言語を登録します。
私の場合、翻訳:英語→日本語、校正:日本語(母国語)に設定しています。
すると、アプリから不定期に「〇〇さんの翻訳を手伝ってください」みたいな感じで通知が来ます。それに答える形で翻訳や校正をします。
ポイントをゲットするには
ポイントは依頼者が依頼する際に「〇〇ポイントでお願いします」という感じで提示されます。
依頼はオープンスタイルで、誰でもトライすることができます。
発言にコメントをつけるような形で翻訳や校正をアップし、エントリーします。
依頼者はアップされた翻訳結果から最も気に入ったものを選び、ポイントは選ばれた1人だけに付く仕組みになっています。選ばれなければ、悪く言えば「やり損」になります。
ちなみに誰かが選ばれればそこで依頼は終了。依頼から修了まで10分程度ということもあります。
依頼する人にとっては、24時間依頼ができて、その時対応できる人がすぐ対応してくれて、最適な結果を選べるすばらしい仕組みです。ポイントを購入すれば、翻訳を依頼することもできますので、勉強やビジネスで使うことができます。
ポイントは換金できるの?
ためたポイントは5万ポイント以上で換金することができます。
Flittoは韓国の企業なので、このポイントは韓国ウォンがベースになっているようです。
500~1000ポイント前後の依頼が多く、日本円にすると50~100円程度?ほぼ「お駄賃」。稼ぎたい人向けではありませんね。
私の場合は1か月で2000ポイントくらいたまりました。いつ換金できるか。。。
よくある依頼内容
依頼内容は、SNS上のメッセージみたいなものやメールの一部、サイトやゲームのお知らせ文みたいなのが多いです。
今はコロナウイルスのせいで会えない友達を気遣うようなメッセージが多いです。
「〇〇に登録するには、△△をクリックしてください」のようなインストラクションもあります。
韓国の企業なので、韓国からの依頼が多いです。K-popのファン同士の会話みたいなのもありました。
基本的に難しい内容ではないのですが、とても勉強になると感じます。なぜ勉強になるのか?
それは「選ばれなければポイントなし」という入札システムにあります。
Flittoがとても勉強になると思う理由
多い時は10名以上の翻訳者がエントリーして、その中から一人しか選ばれないので、ここで一番大切なのはどれだけ依頼者の意図や気持ちを理解して、依頼者が欲しい訳をつけられるかにかかってきます。
例えば、I hope you are doing well. を訳すにしても、それが友達にあてたものなのか、または上司や先輩にあてたものなのかで選ぶ言葉が変わります。


そういったシチュエーションを依頼者が事前に書いている場合もあるし、何もない場合もあります。
何もなければ想像して訳すしかありません。
他の人の訳も見られるので、後で選ばれた人のものを見て「あー、そっちか!」となることもあります。
試験のように正確さだけが問題になるのではなく、表現力や想像力も必要になってくるところが、生きた言葉を学んでいる感じがしてやりがいを感じる部分です。
Flittoに対するちょっとした懸念
こんな感じで勉強にもポイント稼ぎにもなるFlittoですが、このサイトにはちょっとした懸念を持っています。それは、この依頼者たちは本当に人間なんだろうか?という疑いです。
AIがランダムに依頼を発信しているのでは?
そんな風に感じてしまうことがあるんです(笑)
というのも、Flittoは単なる翻訳提供プラットフォームではなく、言語データベースだからなのです。
Flittoのサイトの企業情報を見てもらえばわかるのですが、Flittoは自らを「言語データ企業」と名乗っています。
以下はFlittoの企業情報の紹介文です。
2012年に開始したクラウドソーシングを皮切りに 専門翻訳やAI翻訳までプラットフォームを拡大させ、
プラットフォームで構築した言語データをベースに国内外の企業に言語データを提供しています。
つまり、翻訳者がこぞって提供している翻訳はデータとしてFlittoの中にどんどん蓄積されていき、言語データとして分析され、AI翻訳の元ネタというかデータベースとして使われているのではないかと。そういった生きたサンプルを(わずかな)ポイントというエサで世界中から集めているのではないかと。
変顔が作れるような面白いアプリも、人間の顔サンプルを集めるために使われているなんて話もありますね。
こんなことを書くと、使う気が失せてしまうかもしれませんが…
都市伝説、陰謀説が嫌いではないモリーニョなので、お許しを(#^.^#) 私の妄想です。
翻訳家気分が味わえて、ちょっとしたお小遣いにもなるFlittoのご紹介でした。最後までお読みいただきありがとうございました。