こんにちは。
英検直前恒例、英検ライティング無料アドバイスを実施します。今回のテーマは「民泊」です!
目次
日本の民泊ビジネスはどうなるの?
英検のライティングトピックには、世間で話題になっているものがそのまま出たりするので、「民泊」もそのうち出そうな気がしています。
数年前、Airbnbの話を聞いたときは、「うちでもやってみたい!」とわくわくしたものでした。
空いてる部屋でおこずかい稼ぎができる。しかも自宅で国際交流ができる。
1石2鳥以上のミラクルなアイデア!と思ったものです。
しかし…
いまのところ、日本で民泊が大人気とはなっていないようです。
2020東京オリンピックのホテル不足の解決策として期待されているわりには、民泊ビジネスから撤退していく人の方が多いような印象です。
実は、新しい法律ができて、民泊ビジネスの参入ハードルがぐーんと高くなってしまったのが原因と言われています。
これから民泊はどうなってしまうのでしょうか?そのあたりを英作文で書いていただければと思います。
予想問題 日本で民泊ビジネスは盛んになるか?Do you think home-sharing business or Minpaku will thrive in Japan?
では、まずはトピックはこちら。
TOPIC Do you think home-sharing business or Minpaku will thrive in Japan?
POINTS 語数:準1級120-150語 2級80-100語 |
民泊ビジネスは盛んになるか?というお題です。POINTSはざっくり考えました。他のものを使っていただいてもけっこうです。
応募はガイドラインをお読みの上、こちらのページからお願いします。
締め切りは9/18(火)です。
さて、知っているようでよく知らない「民泊」について、基本的な情報をまとめてみました。英作文を書く際の参考にしていただければ幸いです。
知ってるようで知らない「民泊」の基礎知識
民泊とは?定義は?
まず「民泊」の定義から。実ははっきりと決まった定義はないようです。ホテルや旅館など、プロの業者ではない一般の人が、自宅の一部を有料で他人に貸し出すことを指します。「有料で」というところがポイントですね。
英語でどう言うの?
private lodging や home sharing が多いようです。
ビジネスとしてやっている人が多いので、home sharing business や serviceが後ろにつくことが多いようですね。
民泊ビジネスの始め方は?
貸したい人(ホスト)と借りたい人(ゲスト)をつなぐサイトに登録して、ネットで予約を募ります。ホストは予約期間、値段、利用ルールなどを決めて部屋を提供します。
Airbnb(エアビーアンドビー)が2008年にこのようなサービスを開始し、世界中に広まりました。Airbnbは2014年に日本法人を設立。他の企業も参入中で、楽天がVacation Stayという民泊サイトを立ち上げています。
民泊を利用しているのは誰?
海外からの旅行者はもちろんのこと、日本人も多く利用しています。
最近は首都圏でオリンピックや訪日客増加の影響で宿泊料金が値上がりしていたり、予約が取りにくかったりするので、出張などビジネスでの宿泊に民泊を利用する人も増えています。
Airbnbのサイトを見ると、アメニティがホテル並みで、安く泊まれるところがたくさんあります。また、京都などは町屋を利用した日本人でもわくわくしてしまうような素敵な部屋が多く提供されています。
民泊はトラブルと犯罪の温床?
民泊がメジャーになるにつれ、さまざまな問題が表面化してきました。
騒音、ゴミ問題、違法路上駐車、マナーの悪化に加え、民泊が犯罪の現場になる事件がいくつか報じられ、「民泊怖い」というイメージが定着しつつあります。
ちなみにわたしの住むマンションも民泊禁止になりました(涙)
ホテル業界の危機感
ホテル・旅館業界も危機感を募らせています。
ホテル・旅館業界は「旅館業法」や「消防法」で様々な規制やルールが課せられています。そういった基準をクリアして営業しているのに、個人が何の規制もなく同じようなビジネスができるとなると困るし、お客さんをとられることにもなります。この懸念が、「民泊新法」といわれる新しい法律につながったのではないでしょうか。
民泊新法で民泊が廃れる?
2017年6月に民泊に関する新しい法律「住宅宿泊事業法(通称、民泊新法)」が成立しました。つい2か月前の2018年6月からこの法律が施行されました。
この法律は「民泊を合法的に解禁するため」に作られたはずなのですが、細かくルールが決められたことによって、実際には多くの人を民泊ビジネスから締め出す結果になりました。
民泊新法で課せられたルールには以下のようなものがあります。
・都道府県知事への届け出が必要
・営業できるのは1年で最大180日まで
・住宅として人が住んでいる家でなければならない(空き家をゲストに丸投げで貸すことなどがNG)
などなど。
かなりきっちり取り組まなければ運営できなくなったため、片手間でお小遣い稼ぎ感覚ではできなくなったのです。
民泊に期待されること
もちろん悪いことなかりではありません。民泊には多くの期待が寄せられています。
まずは、ホテル・旅館不足を解消するための宿泊施設の増加が期待されています。東京オリンピックは民泊なしには乗り切れないのかもしれません。
また、日本全国で顕在化しつつある「空き家問題」の解決策としても期待されています。(でも空き家だと民泊新法にひっかかるんですけどね)
また、これは重要なことですが、草の根国際交流の場としても重要視されています。一般の家庭に泊まって、ローカルと触れ合いたい旅行者はたくさんいます。ホテルや旅館にはない良さが民泊にはあるはずです。
規制は今後緩和される?
現在でも、「国家戦略特区」の認定を得た自治体では、「旅行業法(旅行業者のための法律)」の適用が免除され、民泊がしやすくなっています。
民泊特区は、首都圏、関西、福岡、沖縄など、国が積極的に観光産業を振興させたい地域中心で、お国の都合中心です。
空き部屋で副業したい、自宅で国際交流したい、のような一般個人のニーズのために規制緩和されることはあるのでしょうか?
わたしもいつか将来、ホストになる日が来るかもしれません。その時のために英検に出なくてもこのトピックについて考えてみようと思います。
予想トピックをもう一度
ここまで読んで、書いてみようかなと思った方は、こちらのトピックです。
TOPIC Do you think home-sharing business or Minpaku will thrive in Japan?
POINTS 語数:準1級120-150語 2級80-100語 |
応募はガイドラインをお読みの上、こちらのページからお願いします。
締め切りは9/18(火)です。お待ちしています!
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