
こんにちは。
今日は英検5級・4級のスピーキングテストについて書きます。
2016年第1回検定から5級・4級にスピーキングテストが導入されました。このスピーキングテストを既に受験された方も大勢いらっしゃると思います。わたしは実際のスピーキングテストを受けるチャンスは持っておらず、また英検側も問題は非公開にしているので、内容も難易度もまったくわかりません。しかし、このスピーキングテスト導入について面白いなと思う点があるのでご紹介したいと思います。
スピーキングテストは合否に関係ない
4級・5級のスピーキングテストは合否にまったく関係ないそうです。これには驚きました。何のためのテストやねん、ですよね。
しかし、スピーキングテストが導入された背景を考えると納得できることなんですね。
現在英検は急ピッチで「4技能化」に取り組んでいます。「4技能化」とは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つ。2級にエッセイライティングが導入されたのもこの流れなのです。そして、この4技能化のベースになっているのが、CEFR(セファール)という言語学習に関するガイドライン。学習者のスキルを4技能でバランス良く判定するもので、今の語学界の流行りです。CEFRについてはいずれ詳しく記事でご紹介したいと思っています。
現状では英検1級、準1級、2級は4技能化が完成しています。英検としては、準2級以下も4技能化したいと考えているのですね。そのための布石としても4級・5級のスピーキングテスト導入。いずれは合否判定に絡んでくるのでしょうね。
不合格でもスピーキングテストは受験できる
現状ではスピーキングテストは合否と関係ないので、試験に不合格だった場合でも受けることができます。力試しと思って、気軽に受けてみてくださいね。ちなみにテストはパソコン、スマホ、タブレットで受けます。ご自宅で落ち着いてトライしてみましょう。
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